"スマートフォンを不便だなと感じる"。小生が使い始めた当初の事を思い出せば、その要因は大きく2つあった。

ひとつはバッテリの保ち。常用で日の半分も保たないバッテリ性能には、正直スマートフォンの先行きは暗いと思ったほどだ。そしてもうひとつが、入力システムである。フィーチャーフォンは、いわゆる物理ボタン式だ。ご存じの通り、入力したい文字をボタンの複数回押しにより決めるという単純なもの。適度なクリック感(入力感)があり、扱いやすいものだった。

そう、"だった"である。今だからこそ、そういえる。フリック入力(上下左右のフリックにより入力する仕組み)は慣れると入力が速い。小生は片手で入力するが、両手を使った"ダブルフリック"で入力する人もいる。まぁ、やり方は人それぞれだが、小生にとってボタンの連打よりは、フィットしている。

で、ここからが本題。普通に使っていれば、かな(日本語)入力だけでなく英字入力だって行うし、数字入力も行う。実に当たり前のことだ。しかし小生の場合、かな入力は"フリック"で行いたいが、英字入力は"直接該当キー"を押したいのだ。

そのことを踏まえて、あらかじめ知っておきたいのは、スマートフォンのメインの入力システムとして、「ケータイキーレイアウト」、そしてもうひとつが「QWERTYキーレイアウト」があるということ。

これが「ケータイキーレイアウト」

これは「QWERTYキーレイアウト」

「ケータイキーレイアウト」は、「あ」「か」「さ」といった行頭文字が表示されたレイアウトで、入力方法としては「フリック」と「トグル」が利用できる。例えば、「あ」キーを押した状態で上方向にフリックすると「う」が入力され、「あ」キーを連続して2回タップすると「い」が入力される。ちなみに、このキーを連続してタップする入力を「トグル」という。

「QWERTYキーレイアウト」は、いわゆるパソコンのキーボードを模したキーレイアウトのことだ。例えば「さ」なら、「S」と「A」をタップして入力する。ちなみに、数字入力は「ケータイキーレイアウト」が入力しやすいと思う。