リツイートの意味
Twitterの「リツイート」とは、他の人のツイートを「Re=再び、Tweet=ツイートする」という機能です。自分のタイムラインに流れてきたツイートを「リツイート」すると、フォロワーのタイムラインにもそのツイートが流れます。同じように、自分がフォローしているアカウントが何かをリツイートすれば、自分のタイムラインにそれが表示されます。
Twitterの特徴として、情報が早く拡散することが挙げられますが、それにはリツイートが大きく影響しています。自分が見て面白い、興味深いと思ったツイートを他のユーザーと共有したい! そんなときにもっとも手軽で有効な方法がリツイートです。リツイートは、略して「RT」とか「リツイ」と呼ばれることもあります。
この記事は、笠井美史乃さん執筆の記事『ものすごく丁寧なTwitterの設定と使い方解説 - ツイート拡散! 「リツイート」とは』の内容をベースに加筆・アップデートしたものです。
Twitterでリツイートする方法
タイムラインに流れてくるツイートの下には、いくつかのボタンが付いています。リツイートをする際は、矢印を2個組み合わせた「リツイートボタン」をタップすると、「リツイート」と「引用リツイート」の2種類から選択するポップアップが表示されます。
「リツイート」と「引用リツイート」の違い
通常の「リツイート」は元ツイートをそのままフォロワーに流す、いわば「原本を回覧する」ようなもの。「引用リツイート」は自分のコメントを追加してツイートする、いわば「コピーをとって何か書き加えてから回覧する」ようなものです。引用リツイートには元のツイートが埋め込まれているため、すぐに見分けることが可能です。
通常のリツイートは、何度リツイートされても元の投稿者のツイートであることは変わりません。リツイートした人のアカウント名も表示されますが、投稿者のアカウント名やアイコンは元のままです。
それに対して、引用リツイートは引用したユーザーが発したツイートとして扱われます。投稿者のアカウント名やアイコンは引用したユーザーのものになり、その中に引用元のツイートが埋め込まれる形になります。
また、通常のリツイートは、元の投稿者をフォローしていればタイムラインに重複して流れてこないので、自分のリツイートによってフォロワーに迷惑をかける心配は小さめです(この記事の3ページ目で詳しく検証しています)。
コメントなしで引用リツイートするとどうなる?
コメントを一言も加えずに引用リツイートすると、自動的に通常のリツイートとして投稿されます。投稿者も自分ではなく、元のアカウントのまま共有されます。
非公式リツイートとは?
「非公式リツイート」は、先頭に「RT」の文字と元の投稿者へのメンション(@ユーザー名)を付けて、元のツイート文を引用(コピー&ペースト)し、自分の投稿としてツイートする古い手法です。「RT」の前に自分のコメントを挿入するパターンも含みます。
ツイッターの黎明期から普及期にかけては、引用リツイート機能が実装されていなかったため、非公式RTが広まりました。2015年に引用リツイート機能がリリースされたことで、現在はほぼ見かけなくなっています。
2011年3月の東日本大震災の際には「同じようなツイートがタイムライン上で重複してしまい、本当に重要なツイートが埋もれてしまう」として、Twitter社が「非公式リツイートではなく公式リツイートで」と注意喚起した過去もあります。現在でも、非常時の拡散は「引用リツイートではなく、通常リツイートで」と頭の片隅に留めておきましょう。
リツイートや引用リツイートを取り消す方法
リツイート(通常リツイート)の削除は、リツイートボタンをもう一度タップすることで可能です。過去に行ったリツイートは、タイムラインをスクロールして遡るより、自分のプロフィール画面にアクセスして探すほうが早く発見できます。
引用リツイートを削除する方法は、通常のツイート削除と同じです。
次のページでは、リツイートを非表示にする方法や、リプライと引用リツイートの違いなどについて解説します。