LINEは17日、同社が運営する無料通話・メッセージアプリ「LINE」のAndroid版において、国内外の固定電話や携帯電話へ発信できる新電話サービス「LINE電話」の提供を開始した。日本、米国をはじめ世界8カ国でサービスが利用できる。iOS版は近日サービス開始予定。

「LINE電話(海外名:LINE Call)」は店舗や施設の固定電話番号や、携帯電話番号にもLINEアプリから発信できるIP電話サービス。LINEアプリはこれまで、LINEユーザー同士であれば、無料通話ができたが、固定電話や携帯電話には電話をかけることができなかった。

同サービスは低料金で通話ができるのが特徴。料金プランは、事前に通話時間分をチャージする「コールクレジット」と、30日間上限時間(60分間)まで通話料金が割引になる「30日プラン」の2通り。コールクレジットの通話料金は、携帯電話への通話が14円/分、固定電話への通話が3円/分となる。コールクレジット、30日プランはLINE STOREで購入する。Androidデバイスの場合は、LINEコインを使用することも可能。

日本の電話への通話料金と他社サービスとの比較

サービス提供は、日本、米国、メキシコ、スペイン、タイ、フィリピン、コロンビア、ペルーの8カ国。2月26日サービス発表時になかったコロンビアとペルーの2カ国を追加した。また、今回世界各国・地域への通話料金に関するサービスサイトも公開した

なお、同サービスを利用するには、バージョン4.1へのアップデートが必要。また、サービスが利用できるのは、携帯電話番号認証を使って登録したユーザーのみとなり、Facebook認証のみでLINEを利用している場合は同サービスが利用できない。