トヨタケーラムは3月17日、3D CADソフト「SolidWorks」を開発するソリッドワークス・ジャパンと販売代理店契約を締結したと発表した。

SolidWorks Standard

同社は、トヨタコミュニケーションシステムの100%子会社で、主にトヨタグループのサプライヤを中心にCAD/CAMソフトの開発受託・販売・保守を行っている。

代理店契約の締結は、3D CADソフトの販売力を強化したい同社と、SolidWorksを自動車業界でさらに普及させたいソリッドワークス・ジャパンとの狙いが合致したため。同社は長年培った自動車業界でのノウハウを活かし、SolidWorksを自動車業界などの製造業に向けて販売する。

販売価格は、SolidWorks Standardが98万5000円~(税抜)。また、さまざまなオプション製品を販売するほか、顧客向けの教育・サポートも実施する。同社は3年間の販売で7億円の売り上げを目標としている。

なお、SolidWorksは企画・デザイン、構想設計、詳細設計、設備設計、金型設計など、さまざまな工程で設計・設計検証を支援するミットレンジの3D CADソフト。全世界で累計約230万ライセンスを販売している(2013年の実績)。