ワークライフバランスは難しい。せっかく今年になって始めたジム通いも、急ぎの仕事が舞い込んできたために行けなくなって、その仕事が終わったとおもったら次は別のプロジェクトが入ってきてといった経験はないだろうか?

Entrepreneurが「ワークライフバランスをいますぐに改善できる4つの方法(原題:4 Ways to Immediately Improve Your Work/Life Balance)」ですぐにできる対策を紹介している。

期待は高く持つべからず

ワークでもライフでも、自分に厳しいのもほどほどに。良い意味で妥協ができているか改めて見直してみよう。妥協ができず、柔軟性のない人は、周囲にもピリピリした空気を与えてしまう。

家族と過ごしている時は仕事が気になり、仕事をしていると「家族と過ごすべきではないか」と罪悪感を感じてしまう。そんな人に対して、記事が推奨しているのは「今やっていることの代わりにすべきだと思うことを書き出すこと」だ。

こうすれば納得のいく選択がしやすくなるし、何となく持っていた罪悪感を具体的にすれば、もやもやした頭の中がすっきりすることだろう。今の作業に集中して、その後「すべきだと思うこと」の時間をいつとるかを考えてはいかがだろうか。

最初からスケジュールに組み込む

予約を取って通院したり、美容室にいくように、家族との時間やジムの時間、読書の時間といった「ライフ」の部分を、あらかじめスケジュールに組み込もう。そして、病院の予約をめったに変更しないのと同じように、これらの予定も変更せずきちんと守るように。

なお、記事では結婚していても、パートナーと年に数回デートすることを推奨している。夫婦関係が円満なら、きっと仕事にも良い影響がでることだろう。

自分の時間も必要

「ワーク」はぎりぎりいっぱいのフル稼働、残った「ライフ」の面では子ども、パートナーに時間を取られてというのでは、「ワーク」「ライフ」の両方が揃っていたとしても、ワークライフバランスがとれているとは言い難い。一人の時間も重要だ。

そこは周囲に理解を求めて、「ライフ」の一部は読書やジョギングなど自分のための時間にあてよう。仕事以外に情熱をもってやりたいことがあると、あなたの視野や奥行きを深めることになるし、仕事でも同僚や取引先と趣味の話で意気投合できるかもしれない。

趣味をもつ

上記の"自分の時間"に何をするか悩んでしまうような趣味が無い状況であれば、熱中できる趣味を持とう。学生時代にはまっていたことを復活させてもよいし、新しく社会人向けのクラブやサークルに入るもよし。

記事では、家族がいるなら子どもと一緒にできることを開拓してはどうかと勧めている。一緒にプラモデルを作ったり、お菓子作りをする、釣りに行くといったことができれば、一緒に時間を過ごすことができる。お菓子やプラモデルなら、出来上がりにより親子で「成果」「達成感」を感じることができる。いきなりワークライフバランスで家族と一緒にすごすといってもどうしたらよいかわからない、という人におすすめだ。重要なのは子どもも楽しめるものを選ぶことだ。

ワークライフバランスは人によりまちまちで、一概に何時間を「ワーク」にさき、何時間を「ライフ」に割けばバランスがとれていると判断できるものではない。重要なことは、自分なりに優先順位を付けること、そして「ワーク」でも「ライフ」でも、中途半端に時間を過ごさずにその時間を楽しむことといえそうだ。