米Microsoftは5日(現地時間)、DirectX 12を3月20日10時(同)に発表することを示唆するティザーサイトを公開した。同社はゲーム開発者向けのイベント「Game Developers Conference (GDC 2014)」において、同日同時刻にDirectXに関するセッションを行う予定だ。
ゲーム向けのAPIであるDirectXのメジャーアップデートは、DirectX 11を公開した2009年以来のこととなる。
ティザーサイトの右側には「Join us at GDC Marh 20, 2014 10:00am」との記述があり、本稿冒頭の内容を想起させる。下部には、AMD、Intel、NVIDIA、そしてQualcomm Snapdragonのロゴが掲載されている。AMD、Intel、NVIDIAは企業ロゴであるのに対し、QualcommだけがSoC製品「Snapdragon」のロゴとなっているが、そこに特別な意味が込めらているかどうかは不明だ。
GDC 2014のセッションは、「DirectX: Evolving Microsoft's Graphics Platform」とのタイトルで、MicrosoftのWindows Graphics 開発マネージャー Anuj Gosalia氏が講演する。セッションの案内文には、「PC、タブレット、(スマート)フォン、(Xboxなどの)コンソールにおいて、性能を最後の一滴まで搾り出せるツールになる」と記されている。先のロゴの件と合わせて、タブレットやスマートフォンに向けての強化・刷新が予想される。