また、同社総務本部CSR企画部部長・池田昌人氏によれば、ソフトバンクが実施しているチャリティホワイト(東北の子ども向け継続型マッチング寄付)の加入者は185万件以上、集まった寄付額は4.3億円に上るという。チャリティホワイトはユーザーとソフトバンクがそれぞれ10円ずつ出し合って寄付をするプログラムだが、1件1件は少額でも、集まれば大きな支援になるのだ。

総務本部CSR企画部部長・池田昌人氏

とはいえ、支援したくてもどこに募金すればいいかわからなかったり、本当にちゃんと届くのか心配になったりといった不安を持つ人が多いのは事実だ。

そこでソフトバンクモバイルが5日からスタートするのが、「かざして募金」である。仕組みは簡単。専用アプリを起動し、あらかじめ登録した非営利団体のロゴや文字、ポスターなどにスマートフォンをかざすだけ。これでアプリが対象物を読み取り、募金サイトに接続する。

最短2タップで募金できるという

ソフトバンクユーザーであればケータイ料金と一緒に支払えるため、クレジットカードや銀行口座等を登録する必要はなく、暗証番号を設定するなどのわずらわしい手間もないのが特徴だという。寄付額は100円、500円、1000円、3000円、5000円、10000円の6つから選択し、毎月継続的に支払うよう設定することもできる。

他キャリアのユーザーも参加可能

他キャリアのユーザーも参加できるが、その場合はクレジットカードを登録する必要があり、継続寄付はできないなどの制約がある。なお募金の上限金額は、都度寄付の場合は30000円/月、毎月寄付は60000円/月となっている。

では逆に、「かざして募金」に参加する非営利団体にはどんなメリットがあるのか。