発表会後、タッチ&トライコーナーにて実際に「かざして募金」を試してみた。

「かざして募金」を試してみた

スマートフォンから「かざして募金」アプリを立ち上げると、カメラが起動する。ポスターや名刺など、認識させる画像が入っている対象物を中央の枠内におさめて画面をタップ。するとシャッターが切れて、数秒間の画像認識の後、「かざして募金」の募金サイトに接続した。

この画像認識の精度はかなりのもので、真正面ではなく、かなり斜めから撮ってもしっかりと認識する。自分で試した感じでは認識速度・精度ともに問題はなかった。

1.寄付する額を選んで……

2.確認する

3.これでOK

4.継続寄付も可能

5.いじわるな角度から撮ってみたが難なく認識

接続したら、寄付額を選んでタップ。続いて確認画面で「はい」をタップすれば寄付が完了する。個人情報の入力などの手間がないのはたしかに手軽だ。

画像認識から決済まで、これだけ手軽に行える「かざして募金」の仕組みは画期的で、今後は募金以外にもたとえばクラウドファンディングなど様々な分野に応用できるのではないか。

質疑応答ではそんな質問も飛び出したが、これについて池田氏は「検討はしていきたいが、まずは今回の取り組みで様々な検証を行っていく」と述べるに留まった。

とはいえ今回の取り組みが成功すれば、同じ技術が他の分野に応用される可能性は十分あるだろう。先日は、KDDIがauウォレットを発表したばかり。「お金とスマホ」に関する各キャリアの取り組みに注目していきたい。

今後の展開に注目したい