コニカミノルタは3月4日、世界最高クラスとなる発光効率131lm/Wを達成した発行面積15cm2の白色有機EL照明パネルを開発したことを発表した。

有機EL照明は、薄く、軽く、なおかつ面発光ながら曲げられる、といった特徴から、次世代の照明として期待されており実用化に向けた取り組みが進められている。

同社も、銀塩感光材料開発や色素開発などで培った機能性有機材料合成技術と機能性有機材料設計技術を活かし、有機EL照明とその材料に関する研究を行ってきており、2010年からは、 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「次世代高効率・高品質照明の基盤技術開発」プロジェクトの有機EL照明の委託先の1つとして選ばれ、同プロジェクトのテーマの1つとして、発光効率の向上に向けた研究が行われてきた。

今回の成果は、2013年に実現した発光効率103lm/W(発光面積15cm2)の有機EL照明パネルに用いた独自開発の新規青色りん光発光材料の最適化をさらに進めたことによる内部量子効率の向上、ならびに光学シミュレーションに基づく有機層構成技術と内部光取り出し技術による光取り出し効率の向上の最適化を図ることで実現したもの。

同社では、131lm/Wは一般的なLED照明器具の発光効率を上回る数値であり、有機EL照明の可能性を広げる大きな一歩であると考えているとコメントしており、今後も有機EL照明において、発光効率や発光寿命といった基本特性を向上させる基盤技術開発を推進するとともに、フレキシブル化などの応用技術開発に注力し、有機EL照明における「新しい価値の創造」を目指していくとしている。