「逆に絶対にあるとわかっているなら、安心だろうって言われましたね(笑)。結局、ソフトバンクから連絡があったのは2日後くらいでした。取りに行ったらケースの上蓋がとれてなくなっていて、ああこれはSIMチェックのときに外してなくしたんだなと。もういいや……という気分だったので何も言いませんでした」

どうやら警察署では、iPhoneが届くとまずSIMをチェックしてキャリアとユーザーを照会するようだ。そしてユーザーが確認できたら、キャリアの方からユーザーに連絡がいくという手順で本人確認を行うのだ。警察署に届けられれば安心は安心だが、戻ってくるまでにはむしろ時間がかかるということは知っておいた方が良さそうだ。

別件も……

「実はその後も2、3回なくしているんですよ」

なんと、IさんがiPhoneをなくしたのは一度だけではなかった。

「その後は昨年の夏ですね。川崎で落としたのですが、電話をかけてみたらもうつながらなかったんです。どうやらすぐに警察に届けられて電源を切られたようでした。警察に届けられると、まず間違いなくすぐに電源を切られます。だから『iPhoneを探す』でも見つけられなくなる。場所を特定するなら早めに確認した方がいいですね

ただ、この場合は路上などに落として車にでも轢かれて壊れたということも考えられる。数日間待ってみたIさんだったが、今度はなかなかソフトバンクからの連絡がなく、「もうダメかな」と思っていたという。