この赤外線ポートは、テレビなどの外部機器をコントロールするために利用され、標準でリモコンアプリもプリインストールされている。アプリの追加でより多くの機器をコントロールできるようになる可能性もあり、便利に活用できそうだ。

Gear2 Neoでは、ディスプレイ上部に赤外線ポートを搭載。テレビなどのリモコンとしてGear2 Neoを活用できる

リモコンアプリを標準搭載。各社のリモコンコードが登録されているので、利用も簡単だ

Gear2およびGear2 Neoに搭載された新機能として最も特徴的なものが、心拍計測センサーを内蔵しているという点だ。GALAXY S5にも心拍計測センサーが搭載されたが、それと同じものを搭載していると考えていい。

心拍計測センサーは双方とも本体裏面に搭載しており、腕に装着した状態で皮下の血流を検知し、心拍数を計測できる。測定も、Gear2およびGear2 Neoを腕に装着した状態で心拍数計測アプリを起動し、スタートボタンを押すだけと非常に簡単。安静時はもちろん、運動中でも簡単に心拍数が計測できるため、スポーツ時の健康管理にも役立ちそうだ。

Gear2は、裏面に心拍計測センサーを搭載。透明の窓から見える部分がそれだ

心拍計測センサーはGear2 Neoにも搭載している

腕に装着した状態で心拍計測アプリを起動し、Startボタンをタップするだけで心拍数が簡単に計測できる

Samsung Gear Fit

「Samsung Gear Fit」は、Fitという名前が付いていることからも想像がつくように、フィットネスに軸足を置いたウェアラブルデバイスだ。そのためか、Gearシリーズのような腕時計型ではなく、やや幅の狭いリストバンドに近い形状を採用している。とはいえ、いわゆるフィットネスバンドに比べるとかなり大きく分厚いため、腕に装着した状態では、腕時計に近いごつごつとした感覚が伝わってくる。重量も27gと、フィットネスバンドよりは重いが、Gear2やGear2 Neoに比べると装着感は軽く、運動中でもそれほど気にはならないかもしれない。

「Samsung Gear Fit」は、フィットネスに軸足を置いているためか、フィットネスバンドに近い、やや幅の狭いデザインを採用

本体部とバンドは脱着可能となっており、自由にバンドを交換できる

本体部は厚さ11.95mm。幅が狭いこともあるのか、数字以上に分厚く感じる

右側面側には物理ボタンが用意されている

ディスプレイには、1.84インチの湾曲型スーパーAMOLEDを採用。表示解像度は432×128ドットと、かなり横長な形状となっている。タッチセンサーも搭載しており、Gear/Gear2シリーズ同様、タッチで操作が可能。本体内には加速度センサーを内蔵しているので、他のGearシリーズ同様、腕を持ち上げて時計を見るような動作などを検知し、自動的に画面表示がオンとなるギミックも搭載している。