Opera SoftwareがAndroidスマートフォン用モバイルデータ節約アプリ「Opera Max」の公開ベータプログラムを米国と西ヨーロッパで開始した。数多くのアプリに有効で、データ通信量を最大50%節約できるという。

Opera Maxを有効にしてアプリを使用すると、HTTPリクエストがOperaの保有するサーバに送信され、アプリが使用する動画、画像、テキストがOperaのサーバで圧縮されてユーザーの端末に送信される。Operaによると、特に効果が得られる動画では10MBのデータを3MBにまで小さくできる。ただし、Maxを使用できるのは暗号化されていないHTTPデータのみで、HTTPSや他のプロトコルには使用できない。

Opera Maxはまた、アプリのデータ通信量を管理する機能も備える。ブロック機能を使えば、データ使用量が大きいアプリのデータ通信をWi-Fi接続時のみに制限可能。1回のデータ使用量が小さいアプリも、サマライズを通じて、一定期間の影響を確認できる。

Androidスマートフォンのデータ通信量を最大50%節約できる「Opera Max」

ベータ参加は先着順、アプリを起ち上げると順番待ちの番号が表示される。

Opera Maxは米国などのGoogle Playで無料公開されているが、現段階でOperaはサービス品質を維持するためにベータユーザー数を制限している。ベータ参加は先着順で、初めてOpera Maxを起動すると順番待ちをしているユーザーの人数が表示され、自分よりも前で待っている人が0人になったら使用開始できる。