米Facebookは19日(現地時間)、スマートフォン向けメッセージアプリを手がける米WhatsApp(ワッツアップ)を買収すると発表した。現金40億ドルと約120億ドル相当のFacebook株式、総額で160億ドル(約1兆6,000億円)を出資する。

iPhone版「WhatsApp」

WhatsAppは、2009年に米Yahoo!元従業員のJan Koum氏とBrian Acton氏が設立した企業。人気メッセージアプリ「WhatsApp Messenger」を提供している。同アプリはテキストや写真、動画、音声メモなどをユーザー同士で送り合えるもので、iOS/Android/Windows Phone/BlackBerryなど様々なOSをサポートする。

発表によると、同アプリは世界4億5,000万人以上に使われており、そのうち約7割が毎日利用しているという。ユーザー数は増加を続けており、1日につき約100万人が新規登録している。

WhatsAppは買収後も独立したブランドとして存続し、Facebookが提供する既存のメッセンジャーアプリとは違うアプリとして提供を続ける。また今回の買収により、同社CEOのJan Koum氏はFacebookの取締役に就任する。

(記事提供: AndroWire編集部)