ベンチマークで性能を検証 - (注)テスト機は256GB SSD搭載

さて、ここでは各種ベンチマークテストを通じてWT1/Pの処理性能やバッテリ駆動時間を検証していく。LIFEBOOK THのCPU、Core i5-4200Uは2コア4スレッド、動作クロックは1.6GHz/ターボ・ブースト時2.6GHz、TDP15Wというスペックだ。メモリはPC3L-12800 8GBだが、シングルチャンネル接続となっている。

ストレージにNAND型フラッシュメモリを内蔵したハイブリッドHDDを搭載しているのがLIFEBOOK THの基本構成だが、今回のテスト機は直販モデル「WT1/P」のカスタマイズメニューにある256GB SSDという仕様である。

使用したベンチマークソフトは、総合性能を測るPCMark 7とPCMark 8 (v1.2.157)、3D性能を測る3DMarkとファイナルファンタジーXIV公式ベンチマーク、ストレージ性能を測るCrystalDiskMarkの5種類。

8GBのメモリ容量、そしてストレージにSSDを使っていることもあり、総合性能はCore i5-4200U搭載機としては良好な結果が得られている。3D性能についてはCPU内蔵グラフィックスゆえ、ファイナルファンタジーXIVクラスのゲームをプレイするのは現実的ではない。

今回は、バッテリ駆動時間の計測にもPCMark 8を使用してみた。Windows 8.1の電源設定は「省電力」、液晶の輝度を40%に固定してテストした結果は5時間07分。JEITA測定法によるカタログ値は約12.5時間で開きはあるが、PCMark 8の「Home」のワークロードはWeb Browsing、Writing、Casual Gaming、Photo Editing、Video Chatを繰り返し行うもので、無線LANも動作していることや液晶の輝度を考慮すると、かなり健闘している数値といえる。

■PCMark 7
PCMark score 4318 Lightweight score 3080
Productivity score 2228 Entertainment score 3022
Creativity score 8463 Computation score 12460
System storage score 5425 RAW system storage score 5896
■PCMark 8
Home conventional 2355 Home conventional
Battery life
5時間07分

PCMark 8 Home conventional Battery life

■3DMark ■ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア
Fire Strike 521 1280×720ドット 標準品質 2486
Cloud Gate 3864 1920×1080ドット 標準品質 1303

CrystalDiskMark 3.0.3 x64