インテリジェント・シェルフ

SBクリエイティブは21日、インテルの協力で、小売店向けデジタルサイネージ「インテリジェント・シェルフ」を発表した。近距離無線端末を搭載し、電子書籍の立ち読みファイルの提供や、新刊予告の配信など、ユーザーとのインタラクティブなコミュニケーションが可能とする。

「インテリジェント・シェルフ」は、小売店やショール―ムなどの施設の商品棚に、インテルが開発した商品棚設置型の小型デジタルサイネージ「インテリジェント・ラベル」や、情報発信の機能を付加した、デジタルサイネージ。「インテリジェント・ラベル」には、Intelの法人向けプロセッサ「Intel Core vPro」プロセッサが搭載されるほか、リアルタイムコンテンツ管理システム「インテル リテール・クライアント・マネージャー」も採用されている。

まずは、ハーレクインの専用の本棚として展開。陳列する紙書籍の詳細情報やバックナンバーなどの関連情報、新刊予告や書店情報などを発信する。「インテリジェント・シェルフ」の展開に際し、ハーレクイン代表の立山昭彦取締役は、「書店店頭で出版社が発信できる情報には限りがあったが、今回の試みで、読者のニーズに応える環境が手に入ることを確信している」とのコメントを寄せている。