authbor=日沼諭史

海外でパケット通信が定額になるプランを利用するのも手だが、それでも1日数千円は支払わなければならず、通常よりお金がかかってしまうことに変わりはない。あらかじめ訪れる地域の地図データを出国前にダウンロードしておけば、現地で通信を発生させることなく地図表示でき、道案内が必要な時に大いに役立つだろう。

日本国内の地図上で同じ操作をしてもエラーになり、今のところ「オフライン マップ」機能を利用できない

マップをシンプルな3Dグラフィックで表示する

同じくGoogleがリリースしているアプリ「Google Earth」は、テクスチャー付きのリアルな3Dグラフィックでバーチャル観光できるのがウリとなっている。「マップ」アプリでも、そこまでのリアルさはないものの、実は3D表示が可能になっていることをご存じだろうか。

3D表示の仕方は簡単。地図表示している時に、地図上で横に置いた2本の指を上下にスライドさせるだけ。上方向にスライドさせれば視点の角度が浅くなっていき、より遠くまで俯瞰できるようになる。逆に下方向にスライドさせれば真上からの視点に戻っていく。2本の指をきちんと横に並べないとピンチイン・アウト操作になったり、スクロールしてしまったりするので気をつけよう。

2本の指を横に並べて上下方向にスライドさせるだけで立体的に地図を見ることができるようになる

通常は真上からの視点だが……

2本指でスライドすると、いわゆるバードビューのようになる。主要な建物は半透明の立体的なオブジェで表現され、建物の雰囲気がわかりやすくなるだろう

表示される3Dグラフィックは、都市部の主要な建物が半透明のシンプルな立体物で表現される形で、決してGoogle Earthのようにディティールまで再現するものではないが、単なる平面の地図ではわからなかった建物の外観や形状、高さなどが把握しやすくなり、不案内な土地を歩く際にはランドマークとなるような建物を見つけやすくするのに一役買ってくれるはずだ。

(記事提供:AndroWire編集部)