JVCケンウッドは1月7日、2014年モデルのカーオーディオ製品として1DINサイズのセンターユニット「U494BMS」「U393MS」「U494BT」「U494」と2DINサイズのセンターユニット「DDX675」、スピーカーシステム「KFC-E1055J」を発表した。発売はU494BMSとU393MS、KFC-E1055Jが2月上旬、DDX675が2月中旬、U494BTとU494が3月上旬となっている。KFC-E1055Jは希望小売価格5,250円で、ほかはいずれもオープン価格。推定市場価格はU494BMSが15,000円前後、U393MSが10,000円前後、U494BTが19,000円前後、U494が15,000円前後、DDX675が40,000円前後だ。
外部機器との連携を強化した1DINセンター
1DINセンターでは、CDドライブの有無と入力インタフェースが異なる4モデルがラインナップされる。製品名に"MS"が付くU494BMSとU393MSはCDメカレスモデル。MP3/WMA/AAC/WAVの再生に加えて、サンプリング周波数44.1kHz/量子化ビット数16bitのFLACファイルの再生にも対応している。U494BTとU494はCDメカ搭載モデル。フロントパネルに加えて、リアにもUSBポートを装備している。製品名に"B"が付くU494BMSとU494BTはBluetooth機能を標準装備したモデル。スマートフォンに保存された音楽ファイルの再生だけでなくハンズフリー通話にも対応する。
いずれのモデルも、フロントパネルにUSBと3.5mmステレオミニジャックのAUX端子を装備。USB端子は5V/1A出力に対応する。別売オプションの「KCA-iP102」を使用することで、iPhone/iPodからの再生操作も可能だ。また、専用アプリ「KENWOOD Music Control」をダウンロードすることで、Android OSを使用した端末からの音楽再生にも対応する。
9種類のプリセットを装備したイコライザー、音楽へのロードノイズの影響を抑える「ドライブイコライザー」、圧縮時に失われた音楽成分を補間する「SOUND RECONSTRUCTION」機能などを採用。パワーアンプにはMOS-FETを使用しており、最大出力は40W×4。
DVD再生が可能なワイドモニター搭載の2DINモデル「DDX675」
2DINモデルのDDX675は、光学ドライブにDVDを採用した製品。DVD-R/RWのVRモードやCPRMにも対応しており、家庭のレコーダーで録画した番組を車内でも楽しむことが可能だ。高輝度ホワイトLEDバックライトを採用した7V型WVGAパネルによって、クリアな映像を実現している。
背面パネルにはUSBポートとAUX端子、リアビューカメラの入力端子、サブウーファープリアウトを装備。iPhone/iPod接続インタフェース「KCA-iP202(音楽/動画再生用)」または「KCA-iP102(音楽再生専用)」も利用可能だ。
オーディオ部の最大出力は50W×4で、6種類のプリセットを装備するイコライザーも利用できる。
ハイパワー入力に対応した10cmデュアルコーンスピーカー
KFC-E1055Jは、市販車に汎用的に取り付け可能な10cmのスピーカーシステム。定格入力は21Wで、瞬間最大入力は210Wにまで対応している。
低域用と高域用の2つの振動板を同軸上に配置したデュアルコーン構造を採ることで、45Hz~20kHzの広い再生周波数帯域と、90dBの高効率を実現。
サイズはW131×D60.9×H131mmで、質量は0.27kg。D.I.Y.ユーザーのために、グリルとスピーカーケーブル0.5mを同梱している。