それにしてもこのハンディトワレ、見た目がオシャレでおしり洗浄器であることを感じさせない。それだけに、いったいどうやって使うのかさっぱり分からないかもしれない。しかし使ってみると意外と簡単だ。
まず、ロックを外して本体をぐいっと取り出し、ノズルを引き出す。
次にタンクに水を入れて、今度は先ほど取り出した本体を逆さに取り付け、ロックするのだ。これで準備は完了。
あとは便座の斜め前方、または後方からノズルを差し入れ、手元のスイッチを押すだけである。すると内蔵モーターが作動し、ノズルの先端から水が噴射されるというわけ。斜めに当てれば、跳ね返りの水でノズルが汚れることもないのだ。
いやしかし、よくできている。こんなものを作ってしまうのだから、日本人のトイレへのこだわりは本当にすごい!
実際に使ってみたが、噴射する水の勢いも十分で、おしり洗浄器として立派に機能する。「ハイ」と「ロー」で水の強さを調整できるのも良い。もっとも、強めの刺激をお尻に当てるのが好きな筆者は「ハイ」一択だけど。
それと、驚いたのは作動音が意外と小さいこと。その音量は約45dB……なんて数字で書かれてもよく分からないだろうけど、これはかなり小さいボリュームだ。外出先のトイレがしんと静まり返っていて何とか隣の個室に聞こえるかな、くらいだと思う。
まぁここらへんは女性には嬉しい設計だろうけど、自分がいま何をしているのか隣に知られたところでまったく気にしない筆者にとってはそんなに重要な部分ではないのだ。
筆者が「ハンディトワレ・スリム」で感動した機能は、実はそこではない。