米Microsoftは11日(現地時間)、Gmail上の各種データをOutlook.comへインポートする機能を改善したことを明らかにした。一般的にWebメールサービスにおけるアカウントやデータの移行は非常に面倒な作業だが、OAuthプロトコルを利用することで、Gmail上の電子メールや連絡先を数ステップでインポートできるようになった。

具体的にはOutlook.comにサインインした状態で、オプションからメールアカウントのインポートを選択。その後Gmailにログインし、Outlook.comからのアクセスを許可すると、各種データのインポートが開始される。電子メールの未読や既読といった状態はそのまま保持され、Gmailのアカウントやデータに対する変更は一切行われないという。インポート処理はバックグランドで実行され、処理終了後に完了を知らせる電子メールが届く。

Outlook.com上でメールアカウントのインポート機能を実行する。筆者が確認したところ、日本語環境でも本機能は利用可能だった

次にGoogleアカウント側で、Outlook.comからのアクセスを許可。これでインポート処理が始まる

Gmailで受信した電子メールをすべてOutlook.comに転送するよう設定できる

また、Outlook.comで新規に作成するメールの差出人(送信元)をGmailアドレスにするよう設定することも可能。受信メールの転送設定を合わせて行うことで、周りに電子メールアドレスの変更連絡を行わずに、Outlook.comを利用できる。

本機能は米国のOutlook.com開発チームとの共同プロジェクトにおいて、日本のWindowsサービス開発チームが中心となり、設計・開発したものだという。米Microsoftの公式ブログ「Outlook Blog」の記事も、Windowsサービス開発統括部の砂川直人氏が投稿している。砂川氏によると、Ipsosが2013年11月に行った調査では、4人に1人は簡単な方法があればメールサービスを乗り換えたいと考えているという。