デジタルカメラの普及で、写真を撮る機会は格段に増えた。一昔前では、一般人が一年間で撮影する枚数は150枚と言われたが、今ではプリントコストが掛からず、記録メディアも安くなった関係で、気軽に写真を撮れ、撮影枚数も多くなった。

それに伴い、写真の保管が問題になってきた。ハードディスクに保管しているものの、入れっぱなしで見ることがなくなったり、写真を探しても見つからなかったり、同じ写真を保管していたり。そんな問題を一挙に解決してくれるのが「おもいでばこ」シリーズだ。写真を取り込めば、自動整理でアルバムを作成し、カレンダー表示で管理もしやすい。

そんな「おもいでばこ」の最新版が今回の3代目「PD-100S/W-L(1TB)」(店頭予想販売価格は3万円台後半)、「PD-100S/W」(500GB 店頭予想価格3万円前後)だ。同製品は、アルバム自動整理やカレンダー表示に加え、家庭のWi-Fiに接続すればスマートフォンやタブレットで操作やアルバム確認が可能。また、エプソンのiPrint対応のインクジェットプリンターなら、そのままプリントすることもできる。

画像の取り込み方法もUSBケーブル、スマホアプリ、SDカード(SDXC対応)、Windows用PCツールなど、多種にわたるので、スマートフォンの買い替えやPCの買い替えによる画像の移行も楽にできそうだ。

おもいでばこ

「おもいでばこ」専用アプリ画面。写真左がスマホメニュー表示、写真右がスマホカレンダー表示

モバイルとの連携を導入し、FacebookやLineなどのSNSにアップすることもでき、シェアすることも簡単だ。また、写真共有サイト「フォト蔵」に掲載済みの写真を同製品で見に行く機能もある。

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「おもいでばこ」の理念の一つに"写真の共有を楽しむ"があるが、ホームネットワーク内でのみ可能とする制限があるものの、モバイルに取り込むことも簡単で、そこまで不便に感じることもないだろう。逆にセキュリティへの配慮が感じられ、安心して家族内で共有することができるのではないだろうか。

また、最近のミラーレス一眼やデジタル一眼ユーザーにとっては、パソコンで加工して自分のモバイルへ移す手間が減り、作品を持ち運ぶことへのハードルを下げてくれそうだ。

本体と付属品

11月29日11時更新
記事初出時に「フォト蔵にアルバムごとアップする機能もあるので、離れて暮らす人にまとめて届けることも可能だ」と表示しておりましたが、同製品にはフォト蔵へのアップロード機能はないため、該当部分を修正いたしました。