13.3型で795g - "世界最軽量"モバイルPCとして、2013年秋冬モデルの中でも特にインパクトがあった、NECパーソナルコンピュータの「LaVie Z」。発表は10月15日だったが、出荷開始は約1カ月後の11月21日。実際に店頭にも並ぶのもこの11月21日からで、「実際に触ってみたい!」と気になっていたユーザーも多いだろう。

直販サイト「NEC Direct」では、グループ会社となるレノボ・ジャパンとの共同キャンペーンが11月21日から展開しており、これを機に購入を検討するユーザーもいるはず。そこで今回、直販サイトで「最安」「全部盛り」「バランス」の3タイプ別に、直販での構成と価格を紹介してみることにした。

なお、下記に示す価格や直販サイトの画面は、11月21日時点のものである。自動適用の期間限定クーポン価格も含まれているほか、今後新たなキャンペーンなどにより、価格状況が変わる可能性があることをご了承頂きたい。

LaVie Z 2013年秋冬モデル。10月21日に発表された

まずは最小構成を選ぶ!

それでは、実際に「LaVie G タイプZ」をカスタマイズして購入する手順を紹介していこう。まず、「NEC Direct」で目的のモデル(今回は「LaVie G タイプZ」)を選んで製品ページに飛ぶと、製品概要やフォトギャラリーに続いて「主なカスタマイズメニュー」が表示されている。

OSや統合アプリ、CPU、ディスプレイなど、カスタマイズできるスペックと選択肢の一部が表にまとめられており、とても分かりやすい。この表を見ながら、事前に用途に合った構成をイメージしておくと購入がスムーズだ。

下の画像は「LaVie G タイプZ」のページにある「主なカスタマイズメニュー」。カスタマイズできるスペックや選択肢の一部が分かりやすく表にまとめられている。「NEC Direct」がおすすめする選択肢は地が水色になっており見分けやすい。

構成をざっくりイメージしたら、スクロールしてその下にある「モバイルノートはここまで進化した LaVie G タイプZ」を見てみよう。液晶ディスプレイの異なるふたつのモデルがピックアップされているはずだ。液晶以外はすべて最小構成になっており共通なので、ここでまず、どちらの液晶がいいかを選ぶことになる。

「WQHD IGZO液晶モデル」と「タッチパネル フルHD IPS液晶モデル」の2モデルを選択できる。液晶以外はすべて最小構成になっている

2モデルのうち「WQHD IGZO液晶モデル(以下、IGZOモデル)」は低消費電力かつ2,560×1,440ドットという高精細なIGZO液晶を搭載しており、もう一方の「タッチパネル フルHD IPS液晶モデル(以下、IPSモデル)」はフルHD(1,920×1,080ドット)のタッチパネル対応IPS液晶を採用している。注意したいのは、液晶の違いでPC本体の仕様が少し変わってくること。

たとえば、本体の厚みと質量は「IGZOモデル」が14.9mm、795gであるに対して、「IPSモデル」はタッチパネルに対応する分、若干厚みが増して14.9~15.9mmに、重さも964gとなる。逆に、バッテリ駆動時間は「IGZOモデル」が約9.2時間、「IPSモデル」が約14.5時間となっている。機動性の高さをとるなら「IGZOモデル」、バッテリ駆動時間やタッチ操作の快適性をとるなら「IPSモデル」が適している。価格は「IGZOモデル」の方が15,120円安くなっている。

詳細スペックを決める!

液晶以外の構成を決めるには、各モデルの枠内の下部にある「カスタマイズ・ご購入」ボタンをクリックする。すると、詳細なスペック選択画面が表示される。ここでは、「IGZOモデル」を例に解説していく。

「IGZOモデル」のスペック選択画面。CPUやOS、ストレージなどを細かくカスタマイズできる

スペック選択画面では、選択されている方が濃いブルー、選択されていない方が水色の地で表示されているので、好みや用途に合わせて必要なスペックを選んでいこう。購入時期によっては、各種キャンペーンで通常より格安でスペックアップできる場合がある。

スペックの下の丸いボタンをクリックすると、そのスペックを選択できる。なおキャンペーンが適用されるスペックは、選択肢の下にオレンジのマークが付けられている

好みや用途に合わせてすべてのスペックを選択したら、画面を下にスクロールさせて「次へ進む」ボタンをクリック。必要に応じて周辺機器・サプライ、ソフトウェアなどを選んだあと、「内容確認へ進む」をクリックして決済の手続きを行えばOKだ。

いったい、いくらで購入できるのか!? - 最安124,005円(限定クーポン適用時)

実際に、シチュエーションを3つに分けていくらで購入できるかシミュレーションしてみた。まず、性能はそこそこでいいからとにかく安く購入したいケース。

その場合は最小構成のままオプションを一切付けず、ボディカラーのみ好みのものを選んで決済まで進めばOK。もちろんMicrosoft Officeも非搭載だ。これで、「IGZOモデル」なら134,820円、「IPSモデル」なら149,940円で購入できる。

最小構成といっても、CPUは第4世代Intel Core i5-4200Uプロセッサで、SSDも128GBなので、日常用途で力不足を感じることはほとんどないだろう。

なお、11月21日から展開している期間限定の8%割引クーポンを適用すると、134,820円から8%(10,815円)割り引かれた124,005円で購入できる。このクーポンの詳細は、提供期間がややこしいので記事の最後に紹介する。

「IGZOモデル」の場合、最小構成だと134,820円で購入できる

次に、「買うからには『全部盛り』、どんな用途にも対応できる高い性能が欲しい」というケース。その場合は、2モデルのうちCore i7が搭載できる「IGZOモデル」をベースにスペックをカスタマイズしていくことになる(「IPSモデル」はCPUの選択肢が第4世代Intel Core i5-4200Uのみ)。

まず、CPUを第4世代インテル Core i7-4500Uに変更し、OSをWindows 8.1 Professionalに、SSDを256GB(12月5日15時まではキャンペーンが適用され+10,500円で済む)に変更。結果、166,320円という価格で最高の性能を手に入れることができる。さらに、外付けのDVDスーパーマルチドライブとMicrosoft Office Home & Business 2013をプラスすると、201,285円となる。

「IGZOモデル」はCPUに第4世代インテル Core i7-4500Uを選ぶことができる

最後に、Windows 8.1の直感操作を生かして仕事でもプライベートでも快適に使いたいというケースを考えよう。その場合は、ストレージ容量がポイントになる。

最小構成の128GBだと標準時の空き容量は約79GB程度。ソフトウェアを追加したり、音楽や動画などのコンテンツを保存したりすれば、遠からず容量不足が心配になってくる可能性がある。

そこでタッチ操作に対応した「IPSモデル」をベースに、SSDを256GBに変更し(こちらも12月5日15時まではキャンペーンが適用され+10,500円で済む)、ビジネスに不可欠なWordとExcel、Outlookが含まれるMicrosoft Office Personal 2013をプラスしてみると、180,390円となる。

SSDのスペックの下にある「選択のポイント」をクリックすると、Cドライブの容量や出荷時の標準空き容量などを確認することができる

なお、先述の通り、NEC Directは2013年11月21日から2013年12月12日の期間で、直販PCが割引になるキャンペーンを展開している。11月21日から11月28日まで展開する第一弾では、21日15時時点で「LaVie Z タイプ G」が8%割り引かれるクーポンが発行されているので、期間限定とはなるが、最安価格は134,820円から8%割り引いた124,005円となる(LaVie Z タイプ Gであればどんな構成でも適用される)。

クーポンを利用するには、購入画面の決済画面に表示される「クーポン番号」の項目にクーポン番号を入力すると、自動的に適用された金額で合計金額が算出される。ちなみにクーポンは種類により、対象機種や割引率が異なるので注意が必要だ。

また、先着ご購入者様特典として、「LaVie G タイプZ」にぴったりなオリジナルフェルトケース(色:ブルー×ベージュ)を特別価格525円で購入できる。単体販売はされていないカラーのうえ、色違いのケースは通常5,985円で販売されていることを考えると非常にお得。先着500個限定とのことなので、インナーケースが必要な人はセット購入を検討してみるといいだろう。