パナソニックは11月20日、女優の綾瀬はるかさんを「LUMIX GM」で撮りおろした写真展「綾瀬はるか × LUMIX GM Gallery」の開催に先立ち、記者向けにCM発表会も兼ねたオープニングイベントを行った。
同写真展は、LUMIX GMの発売日である11月21日から24日まで、東京・表参道ヒルズのスペース オーを会場に開催される。綾瀬はるかさんを撮影した写真家は田川梨絵氏。73枚の写真はすべて、LUMIX GMのCMムービー撮影の合間をぬったオフショットで、イベントに登壇した綾瀬さんによると「田川さんに挨拶したのは、写真撮影が完全に終わってから」という。
世界最小ボディ(※)のミラーレス一眼カメラであるLUMIX GMの特性を活かし、綾瀬さんに写真を撮影していることを悟らせず、シーンにとけ込んだ自然な表情やさりげない瞬間を田川氏が捉えている。
関連記事
パナソニック、レンズ交換式最小ボディを実現したミラーレス「LUMIX GM」 (2013年10月17日)
CMは福島県で撮影。スペックの説明を出さない
2013年の綾瀬はるかさんといえば、NHK大河ドラマ「八重の桜」だが、今回のLUMIX GMのCM撮影も福島県・磐梯山や猪苗代湖で行われた。CMは「世界は美しいもので、あふれている」をコンセプトに全5作が制作され、LUMIX GMの特設Webサイトで20日より、同時制作のショートフィルムと合わせて公開されている。
パナソニック コンシューマーマーケティング ジャパン本部 原昭一郎 本部長はCMについて、パナソニックではあまりやらないが、と前置きしつつ「LUMIX GMのスペックなどハード的な説明は一切出てこない。映像を見ればどんなカメラかがわかる」と自信を見せた。また、CM映像はパナソニックのロゴを一切出さず、「LUMIXのロゴだけで締めくくった」(原本部長)という。
自らも写真を撮ることが好きという綾瀬さんは、イベントの壇上でLUMIX GMで写真を撮るとしたら何を、と向けられ「風景もいいですけど、自分の周りにいる人の自然な日常の表情」を撮りたいとのこと。
実際、LUMIX GMはレンズ交換式デジタルカメラとして世界最小のボディ(※)を持つ製品である。パナソニック AVCネットワークス社 DSC事業部 北尾一郎 事業部長も「撮影される側にカメラを意識させないコンパクトさがLUMIX GMの優れたところ」であり、「自然なシーンや日常をさりげなく写すポートレートに向いている」と語っている。
北尾事業部長は、シャッターや基板も新しく起こし、ボディ素材にマグネシウム合金を採用したLUMIX GMの開発にあたり、「単に小さくするだけでは意味がない」とし、「高画質・高品位であることを保ったまま、小型軽量化を進めた」と明かした。また、Wi-Fi機能を使ってスマートフォンなどからSNSなどに作品を共有することで「写真の世界を広げてほしい」と希望を述べた。
また、原 本部長はLUMIX GMの想定ユーザーについて「スマートフォンなどで、思いがけず素晴らしい写真が撮れたら、そのときこそアートの世界に飛び出した瞬間。よりよい写真を撮ってみたいと思うユーザーに、LUMIX GMに触れてもらいたい」とした。
※レンズ交換式デジタルカメラのボディとして、同社調べ。