日本オラクルは14日、オラクルのデータベース「Oracle Database 12c」に対応した技術者認定資格制度「ORACLE MASTER」の資格試験を11月28日から順次提供開始すると発表した。

「ORACLE MASTER」は、オラクルのデータベース製品の基本的知識、データベース・システムのインストールや運用管理に必要な知識とスキル、またミッション・クリティカルなデータベース・システムに求められるパフォーマンス・チューニングや障害復旧に必要な知識やスキルの習得度を認定する制度。

新たに提供開始する試験は、「Oracle Database 12c」に対応した資格制度「ORACLE MASTER Oracle Database 12c」の資格取得に必要となる。また、新たに「ORACLE MASTER」の資格取得に挑戦する方だけでなく、旧バージョンである「Oracle Database 9i」、「Oracle Database 10g」や「Oracle Database 11g」の「ORACLE MASTER」の資格からの移行試験も提供する。

まず入門者資格「ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c」の取得に必要となる試験「12c SQL基礎」を11月28日より提供開始し、その他の資格試験については、2014年以降、順次提供開始する。

「ORACLE MASTER Oracle Database 12c」の概要と新規資格取得に必要な試験は以下の通り。

  • 入門者向け資格「ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c」 データベース管理者として管理者業務を行うための基本的な操作方法を理解し、より高度な技術者のもとで簡単な作業を行うことができる知識をもつ技術者を認定する。 対象試験:「12c SQL基礎」(2013年11月28日より提供開始、2013年11月14日より受験申し込み受付開始)と「Bronze DBA 12c」

  • 中級者向け資格「ORACLE MASTER Silver Oracle Database 12c」 日常の運用管理および保守についてデータベース管理者に必要な最も重要なスキルを保持し、より高度な技術者のもとで実践的な作業を行うことができる知識をもつ技術者を認定する。 対象試験:「Oracle Database 12c: Installation and Administration」

  • 上級者向け資格「ORACLE MASTER Gold Oracle Database 12c」 バックアップ、リカバリ、マルチテナント・アーキテクチャなど、技術要素を全般的に理解する上級データベース管理者として、状況に応じた手法の提案や、助言が行える知識をもつ技術者を認定する。 対象試験:「Oracle Database 12c: Advanced Administration」

なお、「ORACLE MASTER Oracle Database 12c」への旧バージョン対応資格からの移行に必要となる試験は以下の通りとなる。

  • 「Oracle Master Bronze Oracle Database 10g, 11g」からの移行に必要な試験:「Bronze DBA 12c」

  • 「Oracle Master Silver Oracle Database 9i,10g, 11g」からの移行に必要な試験:「Oracle Database 12c: Installation and Administration」

  • 「Oracle Master Gold Oracle Database 9i, 10g, 11g」からの移行に必要な試験:「Upgrade to Oracle Database 12c」