マイボイスコムは11月1日、「携帯電話・スマートフォンの機種選択」の調査結果を発表した。

10月1日~5日の期間でインターネット調査を実施し、1万1870件の有効回答を得た。

携帯電話・スマートフォンの利用状況については、「携帯電話のみ」を利用している人は52.6%となり2012年調査時より減少した一方、「スマートフォンのみ」は35.9%で増加した。

また、スマートフォン主利用者は39.7%、携帯電話主利用者は54.9%。携帯電話とスマートフォンを両方持っている人は6.0%となった。

利用している機種のメーカーでは、スマートフォン利用者の1位が「アップル」、2位は「シャープ」、3位が「ソニーモバイルコミュニケーションズ」となった。ただしシャープは、過去の調査と比較して減少傾向にある。携帯電話利用者では1位が「シャープ」、2位が「パナソニック」3位が「富士通」となった。

スマートフォン利用者が携帯電話からスマートフォンに買い替えたとき、携帯電話と「違うメーカー」の機種を購入した人は65.5%となり、「同じメーカー」を購入した人25.4%と比較して大幅に上回った。

アップルやLGエレクトロニクスのスマートフォン主利用者では、「違うメーカー」が7割~8割を占めた。その一方で、シャープやパナソニックNECカシオモバイルコミュニケーションズのスマートフォン主利用者では「同じメーカー」が3割~4割となった。

携帯電話からスマートフォンに買い替えたときのメーカー選択状況

今後スマートフォンを購入したい人は、スマートフォン利用者が86.4%、携帯電話利用者が26.8%となり、いずれも増加傾向にある。スマートフォン購入意向は、若年層ほど高いという。高年齢層では、「携帯電話」「いずれもない・わからない」が強い傾向として表れた。

携帯電話・スマートフォン購入意向者に、現在利用中のものと同じメーカーの機種を選ぶかどうかと聞いたところ、スマートフォン購入意向者では「同じ携帯電話会社の、同じメーカーの機種を選ぶ」が25.8%、「同じ携帯電話会社であれば、メーカーはこだわらない」が24.3%であった。

携帯電話購入意向者では「同じ携帯電話会社であれば、メーカーはこだわらない」が32.7%で、スマートフォン購入意向者より多くなった。スマートフォン利用者では「同じ携帯電話会社の、同じメーカーの機種を選ぶ」、携帯電話利用者では「同じ携帯電話会社であれば、メーカーはこだわらない」が多くなっている。

携帯電話・スマートフォンの買い替えにおけるメーカー変更意向

スマートフォン購入意向者の重視点の上位は「デザイン・色・形などの外観」「バッテリーの持ち時間」「店頭の価格」「操作のわかりやすさ」「重さ、本体の大きさ」「画面の大きさ」などがあげられた。携帯電話購入意向者は「店頭の価格」「デザイン・色・形などの外観」「操作のわかりやすさ」「重さ、本体の大きさ」を重視していた。

購入したい携帯電話機のメーカーは、スマートフォン購入意向者では「アップル」(36.1%)が最も多く、「ソニーモバイルコミュニケーションズ」「シャープ」と続いた。「アップル」は、過去調査と比べて増加傾向が見られる。

携帯電話購入意向者では「シャープ」「パナソニック」が上位2位であったが、「わからない」が55.4%と多くなっている。現在利用している携帯電話機メーカーと同じものを利用したいという比率は、「アップル」利用者では8割を超えた。