米Googleは10月31日 (現地時間)、Nexusシリーズの新しいAndroidスマートフォン「Nexus 5」を発表した。Android 4.4 KitKat向けに設計されており、同社は「Nexus携帯として最も薄く、そして速い」とアピールしている。開発パートナーはLG Electronics。仕様から「LG G2」をベースに開発されたと推測できる。発表と同時に米国のGoogle Playで発売になり、価格は349ドル(16GB、アンロック)から。日本、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、韓国でも販売開始になるという。
Nexus 5は本体カラーがブラックとホワイトの2色、それぞれ16GBモデル (349ドル)と32GBモデル (399ドル)を選択できる。ストレージは内蔵のみで、メモリーカードスロットは備えていない。プロセッサはQualcomm Snapdragon 800 (2.3GHz)で、グラフィックスはAdreno 330 (450MHz)。RAMは2GBだ。ディスプレイは、4.95インチ、フルHD(1920×1080)のIPSパネルで、ピクセル密度は445ppi。昨年10月にNexus 4が米国で登場した時はLTE非対応だったが、Nexus 5はLTEをサポートする。カメラが改善されており、ノイズが抑えられて暗いシーンに強くなったほか、光学式手ぶれ補正、HDR+モードを搭載する。
背面のメインカメラは8メガピクセル、フロントカメラは1.3メガピクセル。スピーカー、マイクを装備。センサーは、加速度、GPS、コンパス、環境光、ジャイロ、気圧、ホール効果など。
無線機能は、Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0 LE、NFC。インターフェイスはMicro USB、3.5ミリ・ステレオジャック。ネットワークは、GSM (850/900/1800/1900 MHz)、CDMA (Band Class: 0/1/10)、WCDMA (Bands: 1/2/4/5/6/8/19)、LTE (Bands: 1/2/4/5/17/19/25/26/41)などをサポートする。
本体サイズは137.84×69.17×8.59ミリで、重さは130グラム。Nexus 4 (133.9×68.7×9.1ミリ、139グラム)よりもわずかに薄く、9グラム軽くなった。
バッテリー容量は2300mAHで、通話が最大17時間、Wi-Fiによるインターネット利用が最大8.5時間となっている。