Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

GoogleはChrome安定版の最新版となる「Chrome 30 (30.0.1599.101)」を公開した。Windows版、Mac OS X版、Linux版、Chrome Frame版の安定版がそれぞれ最新版として公開されている。既存のChromeユーザは自動的に最新版へのアップグレードが実施される見通し。

Chrome 30はバグ修正も実施されているが、それよりもセキュリティ脆弱性の修正が実施された点が注目される。通常、修正されたセキュリティ脆弱性に関する情報は公開されるが、今回はその特性上問題の詳細を明かすまでに時間を要すると説明がある。GoogleはChrome 30よりも前のバージョンを使っているユーザの大半がChrome 30以降(問題が修正された以降のバージョン)へアップグレードするまで、問題の詳細を明かさないとしている。

またChromeユーザの大半がChrome 30以降のバージョンへアップグレードを実施したとしても、既存のサードパーティ製ライブラリやほかのプロジェクトが同様の問題に対して対策を実施していない状況がある場合には、さらに公開を遅らせるとしている。