Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは9月23日(米国時間)、今年1年間かけてChromeにおけるNetscapeプラグインAPI (NPAP)のサポートを廃止すると発表した。2014年終わりにはサポートは終了する予定。NPAPはインターネットがコンシューマに普及した当時、Webブラウザの機能を拡張する仕組みとして登場した。NPAPはWebブラウザのユーザエクスペリエンスを拡張する機能を果たしてきたが、現在はこの機能がセキュリティ上の問題となるケースが問題になっている。

Googleは2013年8月の段階でNPAPプラグインは全体のユーザの5%ほどが利用していると説明。NPAPプラグインを使用したアプリやエクステンションはすでにストアに登録できなくなっているほか、NPAPを含む既存のアプリやエクステンションは2014年5月までアップデートが可能で、それ以降はストアから削除される。混乱を避けるため、よく使われている次の6つのソフトウェアはブロックされずにしばらくは利用できるようにすると説明がある。

  • Silverlight (15%)
  • Unity (9.1%)
  • Google Earth (9.1%)
  • Java (8.9%)
  • Google Talk (8.7%)
  • Facebook Video (6.0%)

Mozillaは2013年12月にはNPAPプラグインをブロックする予定になっている。モバイルデバイスにおけるブラウザではNPAPはすでにサポート対象外とされている。NPAPに代わるメカニズムとしてはNaCLやNative Messaging APIなどがある。HTML5に対応した現在ではNPAPの必要性は低く、サポートの廃止は業界全体の流れといえる。