ドリーム・アーツは10月16日、銀座コージーコーナーに多店舗マネジメントを支援するベストプラクティス型クラウドサービス「Shopらん」を提供したと発表した。

「Shopらん」は、流通業・小売業における本部・店舗間コミュニケーションに特化したBaaS型業務ソリューション。BaasとはBest practice as a serviceの略で他店舗運営における問題解決の中で獲得したノウハウを「最良の手本」として凝縮し、顧客からの声を頻繁なバージョンアップに反映することで進化を続けるクラウドサービスを示すという。

「Shopらんトップ画面」イメージ

銀座コージーコーナーにおける導入は、本部と店舗間のスムーズな連携支援が目的で、本サービスにより、従来グループウェアやメールで連絡・指示が行われ、情報の優先順位が把握しづらく、重要度が高い情報が埋もれてしまうという課題を抱えていたが、連絡・指示の重要度によって、ポップアップなどの表示に変更でき、緊急度や重要度が高い作業や、期限が迫った内容を優先的に実施することが可能になる。

また、店舗の実行状況が見える化され、本部側がリアルタイムで各店の状況を把握。さらに、本部各部門が発信した情報が一覧で確認できるため、連絡の重複を防いだり、一定期間に作業が集中しないよう指示のタイミングをずらすなど、店舗が、本来の業務である「接客」に集中できる体制づくりにも役立つという。2013年10月に全国に約200ある直営店舗が利用を開始し、2014年春以降には、全国の約400店舗に展開予定となっている。