NECパーソナルコンピュータは15日、同社のノートPC「LaVie」およびデスクトップPC「VALUESTAR」の2013年秋冬モデルを発表した。いずれもOSにWindows 8.1 64bitを採用する。

注目機種は、13.3型ながらタッチ非対応モデルで重量795gの世界最軽量を実現した新LaVie Z、そして地上/BS/110度CSの3波5チューナー搭載モデルを揃えた「VALUESTAR N」だろう。795gの新LaVie ZはWQHD(2,560×1,440ドット)解像度のIGZO液晶を搭載することも特徴。また、VALUESTAR Nは新たに23型モデルをラインナップし、TV視聴ソフトウェア「SmartVision」も強化している。

2013年秋冬モデル共通の新アプリでは、ユーザーが興味のある情報を学習して表示するリーダーアプリ「My Time Line」、タッチ向けの独自UIを採用するブラウザアプリ「Play.net」、動画のアップロードや編集機能に新対応した共有アプリ「コンテンツナビ」などをプリインストールする。

全モデルで世界最軽量を実現した新「LaVie Z」

13.3型の軽量モバイルPC「LaVie Z」は、重量約795gで2,560×1,440ドット解像度のIGZO液晶を搭載したモデルや、約964gのタッチ対応モデル(Ultrabook)などを揃え、13.3型ノートPCや13.3型タッチ対応Ultrabookとして世界最軽量をうたう。

発売は11月中旬。価格はオープンで、店頭予想価格は160,000円前後から。

5チューナー搭載の23型モデルを揃えた「VALUESTAR N」

一体型デスクトップPC「VALUESTAR N」シリーズは、新たに、新デザインの23型ワイドモデルをラインナップ。最上位モデルは計5基のTVチューナーを搭載し、4番組のマルチスクリーン視聴ができるなど、テレビ機能が強化された。

発売日は10月下旬で、下位2モデルのみ10月中旬に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は135,000円前後から。なお、従来23型ワイドで展開してきた一体型デスクトップPC「VALUESTAR W」は終了する。

第4世代Core iを載せたオールインワンノート「LaVie S」

15.6型スリムオールインワンノートPC「LaVie S」は、2013年夏モデルの本体デザインを踏襲しつつ、CPUに第4世代のIntel Core iプロセッサ(開発コード名:Haswell)を搭載し、基本機能を強化した。

上位モデルの2機種は10月下旬、下位モデルの2機種は10月中旬の発売を予定する。価格はオープンで、店頭予想価格は120,000円前後から。

Windows 8.1になったフラッグシップ機「LaVie L」

ノートPC最上位シリーズの15.6型「LaVie L」では、本体デザインや基本仕様は2013年夏モデルを踏襲するが、全モデルでOSがWindows 8.1 64bit版となり、Bluetooth 4.0を搭載するなど、細かい強化が図られている。

「LaVie L LL850/NSB」「LaVie L LL750/NS」の2モデルをラインナップ。いずれも10月下旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は200,000円前後から。

15.6型エントリーノート「LaVie E」

15.6型ノートPC「LaVie E」は、Microsoft Office Home and Business 2013付属モデルと、Microsoft Office Personal 2013付属モデルを用意。ハードウェアやその他の仕様は共通で、従来モデルからOSやCPUが強化された。

10月中旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格はHome and Business 2013付属モデルが100,000円前後、Personal 2013付属モデルが97,000円前後。

下位モデルを強化した分離型デスクトップ「VALUESTAR L」

分離型デスクトップPC「VALUESTAR L」は、従来上位モデルのみだった第4世代Core iを下位モデルにも採用したほか、下位モデルの拡張スロットを強化。全モデル共通でPCI Express x16に1基、PCI Express x1に2基、PCIに1基の空きを用意した。

発売は11月中旬で、価格はオープン。店頭予想価格はCore i7搭載モデルが225,000円前後、Core i3搭載モデルが120,000円前後。