• マルチタスキング

Surface Proなどの使い勝手を大きく変えそうなのが、マルチタスキングの実装だ。通常、タブレット端末では一つの画面に表示できるアプリは一つだけだが、Windows 8.1では2つ、または3つのアプリを並べて表示することができる。たとえばメールを開いてリンクをタッチすると、メールアプリを半分に縮小し、隣にブラウザを起動してそちらでページを開いたりできるというわけだ。3つの画面の境界は自由に変更することも可能。また、ブラウザ内で飲食店などのページから電話番号をタッチすると、スカイプを利用して電話をかけることもできる。

メールのリンクを隣に開くこともできる

3つの画面の境界は自由に変更可能

  • ビルトインアプリが充実

ビルトインアプリもユーザーからのフィードバックを受けて様々な改良が施されている。たとえばSkyDriveにはオフラインでも写真の閲覧ができるモードが搭載され、新しくなったフォトアプリでは簡単な写真編集ができるようになった。「フード&レシピ」アプリにはハンズフリーモードが搭載され、カメラの前で手を動かすとページがめくれるため、料理中に手が濡れた状態でレシピを参照するのに便利になる。この他、サードパーティ製のアプリも充実しているという。さらに、細かいことだが、Windows 8.1ではアプリストアのデザインが変更され、アプリのタイルが大きくなって見やすくなっている。

簡単な写真編集ができるフォトアプリ

  • ブラウザがIE11に

Windows 8.1ではブラウザがIE10からIE11へとバージョンアップしている。あまり大きな変化はないが、IE9から始まったウェブ表示準拠の流れを受け継いだ堅実な進化という印象だ。

インターフェース面では、タブが下の段に出るようになり、ライブタイル機能がウェブサイトにも対応した。ライブタイルとは、アプリが起動していない状態でも、スタート画面でタイルの中が自動更新される機能。Windows 8.1では、ウェブサイトをタイルとしてスタート画面に追加した場合、ウェブサイト側で対応していればライブタイルとして表示できるのだ。

タブが下側に出るようになった

広告を排除して記事だけを表示するモードも

また、広告バナーが鬱陶しいという場合は、ウェブページの記事だけをシンプルに表示するモードも追加されている。こちらはインターネットオプションから背景色を変更することができる。