VAIOは「よく遊び、よく学び、よく働く」

「よく遊び、よく学び、よく働く」というのが、今年に入ってからのVAIOシリーズのメッセージだ。VAIO Pro 11もそれは同じである。

1,920×1,080ドットのフルHD IPS液晶ディスプレイを採用。トリルミナスディスプレイ for Mobileにより、色の鮮やかさを再現。さらにソニー独自の超解像技術X-Reality for Mobileにより、インターネット動画のような低ビットレートの映像でもノイズを抑え、高画質で映像を再現できるようにした。また、使用状況に応じて最適な色モードを選択することも可能だ。そして、HDMIやUSB 3.0、SDカードスロットを搭載。スピーカーエンクロージャー採用Clear Audio+により、臨場感のあるサウンドも実現している。

こうした「よく遊び」のシーンに対応しながら、「よく学び、よく働き」という点でもこだわりをみせる。

標準バッテリで約11時間、外付けバッテリを加えることで約23時間という連続駆動時間を実現。「ビジネスマンが、一日中、持ち歩いても利用できる十分なバッテリ駆動時間を目指した」(宮入統括課長)というわけだ。

低消費電力化には、Haswellの効果も見逃せないが、ソニーでは、液晶パネルのバックライトの光の向きを制御することにより、少ない電力でも明るく見える環境を実現。「光を反射させるプリズムを専用に開発し、正面方向では輝度を得られるようにし、斜め方向では落とすことが可能になった」という。

ACアダプタには、オプションで有線LAN端子を接続できる無線LANルータを用意

一方、本体には有線LAN用の端子がないが、ACアブプタにオプションで有線LAN端子を接続できる無線LANルータを用意。これを利用すれば、ACアダプタから無線LAN環境が設定でき、PC本体のみならず、タブレットやスマートフォンなども無線で接続して利用できるようになる。

「これは新たな提案のひとつ。出張が多いビジネスパーソンには最適なものになる」というのもうなづける。

海外の一部では、このオプションを本体にバンドルして販売している地域もあるという。ぜひ日本でも、標準添付してほしいパーツのひとつだ。

無線LANルータを購入しない場合でも、USB電源アダプタとしてスマートフォンなどを充電できる

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