モンスターハンター フロンティア オンライン

実際のゲームタイトルを利用したベンチマークテストの結果もお届けする。まずは「モンスターハンター フロンティア オンライン」の結果から。「モンスターハンター フロンティア オンライン ベンチマーク【大討伐】」を利用し、解像度変更による負荷調整をしながらスコアを取得している。

ただし、R7 260Xでは1,360×768ドットの解像度が設定から選択できなかったため、その項目のみグラフから除外している。

1,360×768ドットではR7 260Xのスコアを除外

BIOHAZARD 6

続いては、「BIOHAZARD 6」。こちらも解像度のみを変更することで負荷調整を行いスコアを集計した。「BIOHAZARD 6」でもR7 260Xで1,360×768ドットが選択できなかったので、グラフから除外している。

1,360×768ドットではR7 260Xのスコアを除外

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク

最後はFFXIVベンチ。最新版である「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」がリリースされているのだが、過去のデータと比較したいため、あえて「ワールド編」にてベンチマークを行っている。

画面解像度1,280×720でプリセットを「標準品質」にした場合と、1,920×1,080のフルHD解像度でプリセットを「最高画質」とした場合のスコアを集計した。

既存製品から大きくディスカウント、高いコストパフォーマンスが武器となる

さて、簡単ではあるが「R9 280X」「R9 270X」「R7 260X」のベンチマーク結果をファーストインプレッションとしてお届けした。GPU単体で見れば、既存製品ベースのモデルということもあり、あまり特筆すべき点はない。

今回の大きな目玉は、3製品のうちR9シリーズの2製品「R9 280X」「R9 270X」の店頭想定価格だ。これまでのハイエンドモデルであったRadeon HD 7970 GHz Editionとそれほど変わらないスペックの製品に、299米ドルという値段が付けられるインパクトは大きい。

対抗製品と目しているGeForce GTX 760の実勢価格は2万円台半ばから3万円付近といったところだ。もちろん、北米での想定価格を国内にそのまま当てはめることはできないし、"初値"はいくぶん高くなるケースが多い。ただ、パフォーマンスの差を考えるとお買い得感がある。

R9 270Xも同様で、アッパーミドルであったRadeon HD 7870 GHz Edition相当の製品が、メインストリームの価格帯である199米ドルまで降りてきた(もちろんRadeon HD 7870 GHz Editionの実勢価格は落ち着いてしまっているのだが)影響は大きい。

一方で、今回のテストでは影が薄くなってしまったR7 260X。現段階ではRadeon R9/R7シリーズの特長であるMANTLEやTRUE AUDIOに対応したソフトがないため、真価は対応ソフトが普及してからといったところだろう。

ただ、MANTLEやTRUE AUDIOが今後どのくらい採用されていくのかはまだ分からない。当面、AAAタイトルと呼ばれるような大作を中心に広がっていくだろうが、R7 260Xが担うような比較的ライトな領域のタイトルでも普及するかも気になるポイントとして挙げておきたい。