「LaVie Tab W」はCPUにAtom Z2760(1.50GHz)を採用し、メモリは2GB固定、内蔵フラッシュメモリは64GB。バッテリ駆動時間はカタログ値で約10時間(Wi-Fi接続時)。そこで、これらのパフォーマンスをチェックすべく、各種ベンチマークソフトを実行した。

まず、Windowsエクスペリエンス インデックスは、プロセッサが3.5、メモリが4.7、グラフィックスが3.8、ゲーム用グラフィックスが3.3、プライマリ ハードディスクが5.7となった。

Windowsエクスペリエンスインデックス

プロセッサ 3.5
メモリ 4.7
グラフィックス 3.8
ゲーム用グラフィックス 3.3
プライマリハードディスク 5.7

続いて、PCMark 7を実行してみたところ、PCMark 7 Scoreが1420となった。またマルチプラットフォーム対応の最新の3DMarkでは、Ice Stormのみ実行でき、その結果は2450となった。

いずれの結果も、第4世代Core iプロセッサを搭載した製品に比べると見劣りするが、実際の使用感としては、Windows 8の操作にストレスを感じるような場面はほとんどなかった。Officeなども実用的な速度で動作する。Webブラウジングももたつくことがなかった。

■ PCMark 7
PCMark score 1420
Lightweight score 954
Productivity score 612
Creativity score 2884
Entertainment score 1025
Computation score 3296
System storage score 2983
Raw system storage score 760
■ 3DMark(Ice Storm)
score 2450

次に、バッテリの駆動時間を調べるため、電源プランを「バランス」にし、バッテリベンチマークソフト「BBench」を「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」で実行してみたところ、9時間53分でバッテリ残量6%となり、電源につなぐよう警告が表示された。そのままテストを続行すると、10時間2分たったところで残量4%となり再度警告。さらに続行すると、10時間14分経過したところで強制的に電源がオフになった。

カタログ値の10時間というのは、かなり正確な数値であったことが分かる。これだけバッテリが持てば、ACアダプタを一緒に持ち歩かなくても電池残量が気になることはまずないだろう。

なお、本製品のACアダプタはいわゆるUSB-ACアダプタで、手のひら程度の小型サイズ。タブレット本体はじめ、USBケーブルさえあればUSB給電対応機器などに電源を供給することも可能だ。出先で使う機会の多いユーザーには非常に魅力的な仕様になっている。

製品に付属するUSB-ACアダプタとUSBケーブル。持ち運びに便利なコンパクトサイズ

Bluetoothキーボードも別途充電が必要だが、電源アダプタやケーブルは本体と共用で、別途アダプタを持ち歩く必要はない

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