ファイナルファンタジーの新作もフルHDで遊べるパフォーマンス
実際のパフォーマンスだが、Windowsエクスペリエンス インデックスでCPUが7.5、グラフィックスはデスクトップ、ゲームともに6.5と、「ゲーマー向けモデル」と呼ばれるようなカテゴリの製品ではないにもかかわらず、かなり健闘している。SSDを追加すれば、ストレージのスコアも大きく引き上げることができるだろう。
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スタンダードノートながらグラフィックススコアの2項目は6.5と健闘 |
ゲームタイトルを利用した各種ベンチマークテストでも、解像度が720p(1280×720)の設定なら、多くのタイトルで快適にプレイが可能であり、ソフトによってはフルHDでも十分楽しめる水準となっている。8月末にサービスが開始されたばかりの「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」でも、描画設定が「標準品質」であれば、720pのみならずフルHDでも快適なプレイが可能となっており、さらに「最高品質」まで引き上げても実用の範囲といえるだろう。
| BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10) |
| 1280×720 |
80.1fps |
| 1920×1080 |
59.1fps |
| ロストプラネット 2 ベンチマーク テストタイプB(DirectX 11) |
| 1280×720 |
41.6fps |
| 1920×1080 |
30.4fps |
| ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク |
| Low |
3361 |
| High |
1893 |
| ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編 |
| 1280×720【標準品質】 |
8408 |
| 1920×1080【標準品質】 |
5264 |
| 1280×720【最高品質】 |
4921 |
| 1920×1080【最高品質】 |
2857 |
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デフォルト設定では「非常に快適」で、解像度をフルHD、品質を最高にまで引き上げてもプレイ可能な「やや快適」の範囲
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| 3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット |
| 3Dmarks |
P8775 |
| GPU SCORE |
8023 |
| CPU SCORE |
12209 |
| 3DMark Vantage 1.1.0 GPU SCORE |
| 1280×720 |
14051 |
| 1920×1080 |
7488 |
| 3DMark 11 Performanceプリセット |
| 3DMark Score |
P2837 |
| Graphics Score |
2636 |
| Physics Score |
6095 |
| Combined Score |
2309 |
| 3DMark 11 Extremeプリセット |
| 3DMark Score |
X945 |
| Graphics Score |
843 |
| Physics Score |
6099 |
| Combined Score |
1088 |
| CINEBENCH R10 64bit |
| Single CPU |
6354(2分19秒) |
| Multiple CPU |
18752(0分47秒) |
比較的高価格帯で見た目にもゴツいゲーミングノートPCには手が出ないが、ゲームもそこそこスムーズに動いてほしいという、価格と性能、そしてノートPCらしいコンパクトさのバランスが取れたところにあるのが、この「LuvBook K」シリーズといえるだろう。
拡張性に関しては、ディスプレイ出力がアナログRGBとHDMIの2系統、USBは3.0×2、2.0×2の計4ポート、サウンド関連はヘッドフォン出力とマイク入力、そのほかSD/メモリースティック対応のカードリーダー、100万画素Webカメラ搭載などとなっている。
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ノートPCとしては標準的なインタフェース群。左側面のUSB 3.0×2ポートの内、右側のポートはAC常時給電式で携帯電話などの充電にも対応
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15.6型フルHDノートで、販売価格だけを見ればこれよりも安い製品は少なくないが、グラフィックス機能を含めた性能を追求しながら、10万円以下に抑えてきたという点は特筆すべきであり、用途の中にゲームも想定しているユーザーにとっては、コストパフォーマンスの高いモデルとなっている。マウスコンピューターの全ノートPCラインナップの中でも売れ筋の製品ということだが、うなずける話である。
標準スペック
| メーカー |
マウスコンピューター |
| 型番 |
LB-K600S |
| ディスプレイ |
15.6型フルHDノングレア液晶(1920×1080) |
| CPU |
インテル Core i7-4700MQ |
| メモリ |
8GB PC3-12800 DDR3L SO-DIMM |
| HDD |
1TB SerialATAII |
| チップセット |
モバイル インテル HM86 Express |
| 光学ドライブ |
DVDスーパーマルチドライブ |
| グラフィックス |
NVIDIA GeForce GT 750M |
| OS |
Windows 8 64ビット |
| LAN |
ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN |
| インタフェース |
USB 3.0×2(左側面)、USB 2.0×2(右側面) |
| サイズ |
W376×D252×H34.9mm(折り畳み時) |
| 重量 |
約2.58kg |
| バッテリー駆動時間 |
約4.75時間 |
| 価格 |
99,750円(税込) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2013/9/6(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。