≪バレエダスト≫(2013) 写真、消しゴムのカス、32mmx18mmx15mm

東京画廊+BTAPは、平面作品を消した消しゴムのカスで立体を作るアーティスト・入江早耶の個展「見出されたかたち」を開催する。会期は9月28日まで(日・月・祝閉廊)、開場時間は火曜~金曜が11:00~19:00、土曜が11:00~17:00。会場は東京都・銀座の東京画廊+BTAP。入場無料。

入江早耶は、五千円札や掛け軸、写真などといった二次元のイメージを消しゴムで消し、その消しゴムカスを用いて立体を作り上げるアーティスト。同展では、これまでに入江が発表してきた作品に加え、最新作を発表する。ここで発表される新作は、歴史的な絵画の写真複製を用い、それを同様の手法で"二次元から三次元へ"と作りかえるものとなっている。

なお、入江早耶は1983年岡山県生まれのアーティスト。広島を拠点に活動しており、2009年に岡本太郎現代芸術賞入選、2012年に第6回shiseido egg賞を受賞。2013年7月にはロンドンのICNギャラリーで個展を開催する予定だ。

≪ヒグチダスト≫(2007) 紙幣、消しクズ 樋口一葉:18mmx10mmx9mm、カキツバタ:22mmx5mmx3mm

≪カンノンダスト≫ (2010) 掛け軸、消しクズ、菩薩:45mmx30mmx25mm、掛け軸:600mmx1800mm