9月5日(以下すべて現地時間)、Microsoftは8月30日から9月2日の間、シアトルで開催されていたゲーム展示会「PAX(Penny Arcade Expo)2013」に出展し、Internet Explorer 11によるPCゲーム環境を披露した、と自社ブログ「Extreme Windows Blog」で紹介した。記事では自社製品だけでなく、他社の印象的なゲームデバイスやタイトルもピックアップ。

ゲームプログラマーとして有名なJohn Carmack(ジョン・カーマック)氏が、Chief Technology Officer(最高技術責任者)に就任したことでも知られているOculus VRのヘッドマウントディスプレイ「Rift」を最初に取り上げた。記事では、RiftのデモンストレーションとしてXboxコントローラーを用いてヴァーチャル環境を楽しんだと紹介している。

Oculus VRのヘッドマウントディスプレイ「Rift」によるデモンストレーションが行われた

さらに、会場にはユーザーがカスタマイズしたコンピューターを持ち込み、その出来を披露したという。記事を執筆したMicrosoftのGavin Gear(ギャビン・ギア)氏の言葉を借りれば「筋金入りのゲーマーやビルダー」の持ち込んだコンピューターの中には、AMD 7990のデュアルGPUカードで5台のマルチディスプレイ環境を実現。縦置きで設置しているため、解像度は5,400×1,920ピクセルとなる。

ユーザーが持ち込んだ自作PC。数多くの冷却ファンが印象的だ

複数GPUボードとディスプレイ5台によるマルチディスプレイ環境

そして最後に自社が出展したInternet Explorer 11上で動くAtari(アタリ)のオールドゲームを紹介。会場では通常のコンピューターにWindows 8.1プレビューを用意し、「Centipede」をプレイアブルで展示していた。優勝者には今年9月に開催予定の東京ゲームショウ2014への招待券が送られたという。なお、同オールドゲームはWindows Azure上で動作するバージョンを公開中。また、Internet Explorer 10に最適化されたAtariのオールドゲームをプレイできる「Atari Arcade」もプレイ可能だ。

MicrosoftはAtariのオールドゲーム「Centipede」を公開した

Internet Explorer 10でも「Centipede」はプレイ可能