ニコンは5日、開放F値2.0~4.0の光学7.1倍ズームレンズ(28~200mm)を搭載するコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P7800」を発表した。EVF(電子ビューファインダー)とRGBW方式のバリアングル液晶を装備する。発売は10月10日の予定で、価格はオープン。推定市場価格は65,000円前後。

COOLPIX P7800

「COOLPIX P7800」は、2012年9月に発売された「COOLPIX P7700」の後継機となる本格撮影志向のモデル。約92万ドットで視野率100%のEVF(視度調節可)を新たに搭載している。3型のバリアングル液晶は、RGB(赤緑青)にW(白)を加えて明るさをアップしたRGBW方式のパネルに刷新されている。

撮像素子は1/1.7型で1,219万画素の裏面照射型CMOSセンサーを、画像処理エンジンは「EXPEED C2」を搭載。「P/S/A/M」の撮影モードを切り換えるモードダイヤルや、±3段・1/3刻みの露出補正ダイヤル、AE-L/AF-Lボタンやクイックメニューボタンなど一眼レフライクな操作性を提供する。

アクセサリーは、スピードライトやGPSユニットのほか、本モデルよりワイヤレスモバイルアダプター「WU-1a」、ワイヤレスリモートコントローラー「WR-R10/WR-T10」、小型LEDライト「LD-1000」に新たに対応する。

その他の主な仕様は、レンズが焦点距離28~200mm(35mm判換算)の7.1倍ズーム、開放F値がF2.0~F4.0、対応感度がISO80~ISO3200、拡張でISO6400。液晶モニタは3型・約92万ドットのTFT液晶(RGBW、バリアングル)。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約86MB)、保存ファイル形式は静止画がJPEGおよびRAW、動画がMOV(H.264/MPEG-4 AVC、AACステレオ、フルHD対応)。

バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約350枚。サイズは約W118.5×D50.4×H77.5mm、重量は約399g(バッテリー、SDカード含む)。

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