ニコンは8月22日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P7700」を発表した。発売は9月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は60,000円前後。

「COOLPIX P7700」

2011年9月発売の「COOLPIX P7100」の後継となる「COOLPIX」シリーズのフラッグシップモデル。広角側での開放F値がF2.0という明るいレンズや、コンパクト機としては大きめのサイズの1/1.7型CMOSセンサーを搭載する。レンズの明るさを活かしたボケ味のある写真が撮れるほか、1/1.7型という大型センサーが高感度でも低ノイズの画像を実現する。

また、機能を自由に割り当てられる「Fn」ボタンや、本格的なマニュアル撮影機能を2つ備えるほか、ワイヤレスフラッシュや三脚使用時に便利なリモートコードに対応するなど拡張性も高く、カメラ上級者でも満足ゆく撮影が行える。

画像処理エンジンは、同社独自の「EXPEED C2」を搭載。高速・高精度な画像処理で、カメラ自体が持つ高い描写力を最大限まで引き出す。

そのほか、最大約8コマ/秒の高速連写や、シャッタースピード4段分相当の効果を発揮するレンズシフト式手ブレ補正機能、約0.9秒という高速な起動時間で、多彩な撮影シチュエーションに対応する。セピア調、ソフトフォーカス、絵画調など、手軽にエフェクト付きの写真を撮影できる「スペシャルエフェクト」や、撮影後の画像に魚眼、ミニチュア、絵画調などのフィルター効果を付加できる機能も搭載。

主な仕様は、撮像素子が1/1.7型・有効1,219万画素CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離28~200mm(35mmフィルム換算時)の7.1倍ズーム、開放F値がF2.0~F4.0、対応感度が常用でISO80~ISO3200、拡張時でISO6400となっている。背面のモニターは3型・約92万ドットの液晶方式(バリアングルモニター)、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約86MB)、静止画はJPEGのほかRAW記録も可能だ。動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット/1080p。

バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約330枚となっている。

サイズは約W118.5×D50.4×H72.5mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約392g。

サイズについてニコンで訂正がありました。当初、奥行き(D)を50.5mmと記載しておりましたが、正しくは50.4mmです。

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