Samsung Electronicsは9月4日(ドイツ時間)、S Pen対応の10インチタブレット「GALAXY Note 10.1」の2014年モデルを発表した。WQXGA(2560×1600)ディスプレイ、オクタコアプロセッサ(1.9GHz)またはクアッドコアプロセッサ(2.3GHz)を搭載。Wi-Fi、3G+Wi-Fi、3G+LTE+Wi-Fiの3種類が用意され、カラーはジェットブラックとクラシックホワイトの2色。第3四半期に発売になり、グローバル規模で出荷される。

GALAXY Note 10.1(2014)の主なスペックは以下の通り。

  • ディスプレイ:10.1インチ Super clear LCD (1920×1080)
  • プロセッサ:2.3GHzクアッドコア(LTE版)、1.9GHzオクタコア(3G版/3G+Wi-Fi)
  • RAM:3GB
  • ストレージ:16/32/64GB(内蔵)+microSDカードスロット(最大64GB)
  • カメラ:8メガピクセル(リア)、2メガピクセル(フロント)
  • バッテリー:8220mAh
  • ワイアレス:Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0
  • GPS:GPS/GLONASS
  • サイズ:243.1×171.4×7.9mm、535グラム (Wi-Fi版)
  • OS:Android 4.3 (Jelly Bean)

ディスプレイ周辺がシャープなデザインになって、前世代から一回り小さくなり、そして1ミリ薄く、62グラム軽くなった。背面のバックカバーに、GALAXY Note 3にも使われているレザー調ですべりにくい素材が採用されている。

シボのような加工が施されたレザー調のバックカバーで、手に持ってすべりにくくなった

本体は薄くなったものの、S Penを本体に収納可能

2014年モデルの強化点の1つがマルチタスキング機能だ。「Multi Windows」で同じアプリの複数のインスタンスを動作でき、新しいS Penを使って1つのウインドウから別のウインドウにコンテンツをドラッグ&ドロップできる。また「Pen Windows」というIn-application機能を備えている。スクリーン上にペンで枠を描いてウインドウを作成し、その中で別のアプリ(計算機、YouTubeなど)を使用できる。

新しいS Penでは、手書きメモを機能にリンクさせられる「Action Memo」、Webやギャラリーなど様々なソースからのコンテンツを一括管理する「Scrapbook」、コメントを書き込めるキャプチャ機能「Screen Write」、端末内のコンテンツの検索機能「S Finder」といった機能を利用できる。S Noteも、ユーザーがより直観的に使えるようにインターフェイスが改善された。