新登場の"Bass Amp Designer"と新しい"Pedalboard ストンプボックス"

すでに好評を博していた"Guitar Amp Designer"(アンプシミューレータ)に、ベーシスト待望の"Bass Amp Designer"が追加された。

Bass Amp Designer

世界で最も人気のある、あのビンテージ&モダンなベースアンプヘッドとキャビネットを忠実に再現。ベース録音に向いた3種類用意されたマイクを、スピーカのコーンへ向けて自在にセッティングできる。併せて用意されたDI(ダイレクト・ボックス)とAmpアウトのミックスバランスも思いのまま。キャビネットが生み出す「あの空気感」を誰もが簡単に手に入れることができるのだ。

また、様々な個性が楽しいストンプボックス(=コンパクトエフェクター)ファンも要注目だ。今回は新たに7つのエフェクトを追加。今までありそうでなかったワーミーペダルをシミュレートした"Wham"を始め、喉から手が出るほど欲しかったあの音(そしてあのルックス!)が今、足下に現れるのだ。

Pedalboard ストンプボックス

さらにパワフルになった"ミキサーセクション"

今まで以上に直感的な操作が可能になった、ミキサー・セクション。全てを完全に同期させるためのレイテンシ補正など主要なアドバンテージはそのままに、一つ一つの動作を見直し、プラグインの開閉、バイパス、並べ替えなど、従来では修飾キーの併用が必要だった操作も、マウス一つで完結できるようになり、チャンネルストリップにおいても、視覚的により多い情報を一目で確認可能だ。チャンネルストリップ上段、EQカーブ画面小窓の上に新設されたゲイン・リダクションメーターも制作のスピードアップに一役買っている。また、これらのメータ群は、セグメント化されていない高解像度のものなので、より精度の高い情報が得られることも付け加えておきたい。

ミキサーセクション

機能強化された"スコアエディタ"

いままで、DAWのスコアリング機能を使ってこなかった人にもオススメしたいのが、この新しいスコアエディタだ。見やすさ、そして使いやすさが一層強化され、複数リージョンにまたがる音符の編集がより簡単になっている。折り返し表示のスマートな解釈により、限られたスペースを最大限に活用したりと、今までスコア作成に尻込みしていた貴方も、ストレスフリーなこの体験を強くオススメしたい。

スコアエディタ

いかがだっただろう? 今回はプラグインエフェクトと、シンセサイザー類を中心としたソフトウェア音源、機能強化されたミキサーセクションとスコアエディタをチェックしてみた。最終回となる次回は"Sound Cloud"や"Final Cut Pro X"との連携、iPadからワイヤレスで操作が可能な"Logic Remote"、ライブパフォーマンスで活躍する"MainStage 3"など、作品のアウトプットの部分について紹介していこう。