オリンパスイメージングは8月20日、4GBメモリを内蔵したラジオ録音機「ラジオサーバーポケットPJ-35」および「ラジオサーバーポケットPJ-30」を発表した。発売は8月30日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はPJ-35が30,000円前後、PJ-30が25,000円前後。

「PJ-35」

「PJ-30」

AM/FMラジオチューナーを搭載したICレコーダー「ラジオサーバーポケット」シリーズの最新モデル。2モデルとも、新たにワンセグ音声の受信が可能なチューナーを内蔵し、テレビ番組の録音も可能になった。通常のICレコーダーとしてビジネスシーンでの会議録音などの用途から、ラジオ・テレビ録音、ポータブルオーディオプレーヤーまで、さまざまな用途で利用できる。

2モデルともラジオ、テレビの外部アンテナ接続が可能なアンテナステーションが付属しており、自宅でラジオ・テレビ番組を録音する場合は安定した電波環境で利用することができる。なお、PJ-35のアンテナステーションはDirac製のスピーカー高音質化技術「Dirac HD Sound」と50mm径の丸形ダイナミックスピーカー×2基を搭載。高音質でのリスニングを楽しめる。PJ-35付属アンテナステーションの実用最大出力は3W×2(スピーカー8Ω)、0.6W×2(Dirac Flat使用時)だ。

番組の録音予約はPJ-35が最大30件、PJ-30が最大20件を登録でき、データの保存先としては4GBの内蔵メモリのほか、microSD/SDHCメモリーカードも利用可能。録音した番組データは、カレンダーで日にちを選択したり放送局を選んだりして検索を行える。また、0.5~3倍速の範囲で再生速度を変更できるため、語学番組を録音して後で聴き直す際に便利だ。

本体の主な仕様は共通で、記録形式がMP3、再生対応形式がMP3とWMA、搭載するチューナーの受信周波数はAM531~1,710kHz、FM76.0~90.0MHz、ワンセグ(UHF13~62ch)。本体内蔵スピーカーは23mm径で実用最大出力が280mW、周波数特性はマイクジャック録音時が40Hz~17kHz(高音質)/40Hz~9kHz(長時間音質)、内蔵ステレオマイク録音時が90Hz~14kHz、再生時が20Hz~20kHzとなっている。バッテリーは単4形電池×2本で、アルカリ乾電池を使用した場合の電池持続時間は録音時が約37時間、イヤホン再生時が約48時間、ラジオ受信時が約26時間だ。

サイズはPJ-35がW50.8×D17.9×H118.5mm(最大突起物含まず)、重量は110g(電池含む)となっている。

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