マランツは8月2日、プリメインアンプ「PM6005」とCDプレーヤー「CD6005」を発表した。発売は9月下旬。希望小売価格は、PM6005が63,000円で、CD6005が50,400円。

192kHz/24bitに対応したDACを搭載した「PM6005」

プリメインアンプ「PM6005」(上)と、背面の入出力端子(下)

現在、同社のプリメインアンプの日本国内向けラインナップは、上から「PM-11S3」「PM-13S2」「PM-15S2」「PM8004」「PM7004」「PM5004」となっている。PM6005は日本国内では未発売だった「PM6004」をリファインしたモデルだ。

従来の同社のプリメインアンプは、Phone/LINE入力、そしてPM-11S3のみバランス入力端子を備える、いずれもアナログ入力専用となっていた。PM6005は、新たに192kHz/24bit入力に対応したDAC「CS4398」を内蔵。Phone(MM)/LINE入力に加えて、同軸/光それぞれ1系統ずつのデジタル音声入力端子を装備している。デジタル回路は専用のシールドボックスに入れられているうえ、アナログ入力時は電源供給が止められるため、アナログ入力からの再生時に音質に影響を与えることはない。

プリアンプ部、パワーアンプ部ともに、フルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用。また、高速アンプモジュール「HDAM」が実装されており、ハイスピード化を実現している。

定格出力は8Ω負荷で45W×2、4Ω負荷で60W×2だ。全高調波歪率は0.08%(8Ω、20Hz~20kHz)で、周波数特性は10Hz~70kHz(+0dB、-1dB、CD、1W、8Ω負荷)となっている。本体サイズはW440×D370×H105mmで、質量は7.6kg。

「PM6005」にあわせてブラッシュアップされた「CD6005」

CDプレーヤー「CD6005」

「CD6005」は、2011年に発売した「CD6004」の後継モデル。新ドライブメカや、新開発ブロックコンデンサーの採用、電源レギュレーターの刷新などのブラッシュアップが行われている。

DACはPM6005と同じくCS4398を搭載するが、S/PDIF入力を装備しているPM6005とは異なり、CD6005ではUSB TypeA端子をフロントパネルに装備。マスストレージデバイスからのWAV/MP3/WMA/AACファイルの再生だけでなく、iPod/iPhoneのデジタル入力にも対応している。出力端子は、アナログのライン出力と、同軸/光デジタル出力、ヘッドホン端子だ。フルディスクリート構成のヘッドホンアンプも内蔵している。

再生周波数特性は2Hz~20kHz(-3dB)で、SN比は110dB。高調波歪率は0.002%(1kHz)となっている。本体サイズはW440×D340×H105mmで、質量は6.6kg。