米Microsoftは7月30日(現地時間)、オンラインストレージサービスSkyDriveのWebインターフェイス「SkyDrive.com」の写真表示やファイル管理機能を改良し、テキストエディタを追加したことを発表した。

写真機能は、表示の際にデバイスのDPIスケールを確認し、ClearType Full HDやRetinaディスプレイなど高解像度ディスプレイでは画像をアップスケールせずに、高い解像度の写真やサムネイルを表示する (高解像度対応のWebブラウザが必要)。表示対応形式が拡大し、GIFアニメーションが再生されるようになった。

管理・ソート機能は、「すべての写真」で表示を特定のフォルダで絞り込めるように改善された。アップロードした写真の向きがおかしい場合は、拡大状態で回転ボタンをクリックして簡単に修正できる。

フォルダで「すべての写真」をフィルター

「回転」ボタンで写真の向きを修正

ファイル共有は、これまでフォルダごと、または同じフォルダ内のファイルに限られていたが、新たにSkyDrive.com全体からファイルのグループを作成して共有できるようになった。例えば、「すべての写真」で全ての写真を閲覧しながら複数の写真を選択し、それらをひとまとめにして共有できる。また、電子メールで共有リンクを送信するメッセージ作成画面に「受信者に編集を許可する」というオプションが用意された。

共有状況がわかりにくというユーザーの声に応えて、共有ビューで全ての共有アイテムを確認できるようになった。ユーザー自身が共有しているアイテムがトップにリストされ、ユーザーと共有しているアイテムが続く。

「すべての写真」で選択した写真の共有が可能に

「共有」ビューで共有状況を確認

SkyDrive.comではWeb版のWordを使用できるが、シンプルなテキストエディタを使って素早く文書を編集できるようになった。アップロードしたTXTファイルを開くと自動的にテキストエディタが起動する。JavaScriptやCSS、HTMLなどコードファイルにも対応、シンタックスのハイライト、検索・置き換え、入力語のサジェスチョンなどの機能を備える。

テキストエディタで手軽にテキスト文書を編集