日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校を設置する学校法人片柳学園(以下、片柳学園)とヤマダ・エスバイエルホームは、スマートハウスの更なる普及拡大に向けて、人材育成から研究開発及び販売に至るまで、スマートハウス実習棟の建設及び活用を通じた包括的な協働に合意したと発表した。

「スマートハウス実習棟」外観イメージ

両者の主な取り組み内容は、「スマートハウス実習棟を活用した授業による即戦力となる人材育成」、「太陽光発電システムの施工技術者の育成」、「スマートハウス関連技術の実験、実証」、「ヤマダ・エスバイエルホーム社員に対する教育」、「一般ユーザーに対するショールーム的活用」、「日本工学院学生への就職支援」。

現在、片柳学園の日本工学院八王子専門学校キャンパス内に、ヤマダ・エスバイエルホームが、スマートハウス実習棟(木造平屋建)を建設しており、8月末竣工予定で、9月20日に完成披露式を予定している。

スマートハウス実習棟の概要は、日本工学院八王子専門学校(東京都八王子市片倉町1404-1)、施工面積181.34平方メートル。設備:太陽光発電システム、風力発電システム、電気自動車(蓄電池として利用)、HEMS、LED照明、空調システム、地中熱利用システム、壁面緑化システム他。主な実習に太陽光発電パネルの施工実習、HEMSの実証実験、スマートハウス構造・設備実習、リフォーム実習他。

スマートハウス実習棟は、建築学科、建築設計科、インテリアデザイン科、土木・造園科、電子・電気科、自動車整備科、情報処理科、ITスペシャリスト科の学生を対象としたスマート技術の実習を主眼に、構造体やエネルギーシステムの仕組み、制御システムが見えるように設計している。

両者は、今後も、更なるスマートハウスの普及拡大及び次世代を担う技術者の育成に向けて、包括的な協働に努める。