米Intelは22日(現地時間)、高密度マイクロサーバやストレージ、ネットワーク機器向けに開発するサーバ向けの64ビット版低消費電力SoC「Intel Atom C2000」シリーズと、次世代プロセッサのロードマップの概要を発表した。
Atom C2000シリーズは、同社の64ビットSoCとして第2世代に当たる製品群で、低消費電力の高密度マイクロサーバやストレージ向けの「Avoton」(開発コード名)、ネットワーク機器向けの「Rangeley」(開発コード名)をラインナップに含んでいる。
22nmプロセスのマイクロアーキテクチャ「Silvermont」(開発コード名)をベースに開発。最大8コアを搭載や64GBまでのメモリをサポートするほか、Ethernetを統合する。2012年12月に発表した第1世代の「Atom S1200」シリーズと比較して、エネルギー効率が最大4倍、パフォーマンスは最大7倍向上したという。
Atom C2000シリーズはすでにサンプル出荷を開始しており、2013年後半には最終製品を出荷するとしている。
2014年以降の14nmプロセス採用製品のロードマップも紹介
Intelは14nmプロセスによる次世代プロセッサのロードマップについても紹介。14nm世代では、データセンター向けプロセッサのソリューションを拡大する。
オンラインゲームやメディアのトランスコーディングといったプロセッサに負荷がかかるワークロード向けには「Broadwell」(開発コード名)アーキテクチャベースのIntel Xeon E3シリーズ、Atomベースの高密度サーバ向けSoCでは「Denverton」(開発コード名)を提供するほか、BroadwellベースのSoCを新たに開発する予定だとした。