米Googleは現地10日、同社公式ブログ上でGoogle mapアプリの最新版の提供を開始したと発表した。検索性・操作性を向上させる新デザインを採用したほか、ナビゲーション機能の拡充、インドアマップの追加、タブレットへの最適化なども行われている。アップデートはAndroid 4.0.3以上の端末を対象に今後数週間にわたって順次適用される。iOS版も近日中に提供される。

Googleマップ最新版では、検索窓をタップすると、飲食店やホテル、店舗などのカードが表示され、ソフトウェアキーボードによる文字入力をせずに目的の場所を探し出すことが可能になった。

検索窓からのタップ操作のみで飲食店などの情報を探し出せるように

ナビゲーション機能も拡充しており、従来までの交通情報に加え、事故情報の閲覧が可能になり、目的地までの最短ルートが見つかった場合のリルート表示が行えるようになった。これらの機能はAndroid版でのみ利用可能で、近日中にiOS版でも対応する。

事故情報とその詳細情報が閲覧可能に

このほか、レストランやバー、カフェなどのスポットについてのレビュー、Zagatのエキスパートによるコンテンツの閲覧、好みの店屋サービスのお買い得情報が得られるGoogleオファーが利用可能になり、Androidタブレット、iPadへの最適化もなども行われている。

スポットのレビュー情報などの閲覧が可能に

タブレット端末に最適化

なお、Googleマップ最新版の発表にあたって、位置情報共有サービス「Latitude」を8月9日に終了するとし、また、マップのオフライン機能についても同様に廃止するとアナウンスした。