CEVAの日本法人である日本シーバは7月9日、ルネサスエレクトロニクスが次世代ワイヤレス通信向けソフトウェア無線(SDR)SoC向けにCEVAのフラグシップDSP IPである「CEVA-XC」をライセンスしたと発表した。

CEVA-XCシリーズは、高性能ソフトウェア無線マルチモード・ソリューションに伴って必要とされる、電力消費、Time-To-Marketおよびコスト制約などの課題解決を目指して開発されたDSP IPで、マルチモード・セルラー・ベースバンド、接続性、デジタル放送、衛星ならびに、スマート・グリッドといったさまざまなアプリケーション向けの複数の無線インタフェースをサポートしている。

ルネサスでは、同IPを主に自動車ソリューション事業、特にITS市場向けSoCに適用する予定としており、これによりワイヤレスSoCに関連する開発労力とコストの削減を図ると説明している。