MMD研究所は8日、「フィーチャーフォンユーザーの携帯端末に関する利用実態調査」の結果を公表した。調査はフィーチャーフォンユーザーに対して、端末の購入時期/よく利用する機能/スマートフォンの購入意向などを聞いたもの。今回の調査では、フィーチャーフォンユーザーの8割がスマートフォンに買い換える予定がない、などの事実が明らかになった。

スマートフォン購入意向の調査。約8割の人がスマートフォンの購入予定がないことがわかった

フィーチャーフォン所有者に、スマートフォンの購入意向を聞いたところ、「特にきめていない」「購入する予定はない」をあわせて、約8割の人がスマートフォンを購入する予定がないことがわかった。

スマートフォンの購入を検討しない理由。「必要性がない」が63%と最も高かった

現在利用する端末でよく使う機能。メールと電話以外は、ほとんど使用していないことがわかる

スマートフォンの購入意向の調査で購入意欲を示さなかった8割の人に対して、なぜ購入を検討しないかを聞いたところ、「スマートフォンの必要性がない」が63%で最も高い回答となった。次点では「月額料金が高い」が58.1%、「端末代金が高い」が38.3%と料金に関する回答が続いた。

また、現在利用するフィーチャーフォンでよく使う機能を聞いたところ、「通話機能」が94.3%、「メール機能」が90.1%と9割を占め、次点の「カメラ機能」50.5%以降は、すべて3割以下の利用率となった。

現在利用しているフィーチャーフォンを購入した時期。半数以上が3年以上前に購入した端末を使い続けている

フィーチャーフォン所有者に現在利用しているフィーチャーフォンの購入時期を聞いたところ、2008年12月以前が21.7%と最も多い回答となった。次点が2010年の20.3%と続き、2009年の12.9%と合わせると、フィーチャーフォンユーザーの半数以上が3年以上前に購入した端末を使い続けていることが明らかになった。

本調査は、フィーチャーフォンを所有する15歳から69歳の男女992人(docomoユーザー=331人、auユーザー=330人、Softbankユーザー=331人)を対象に、フィーチャーフォンの購入時期/よく利用する機能/スマートフォンの購入意向などを聞いたもの。調査時期は2013年6月21日から24日まで。