「Classic Shell」がWindows 8.1プレビューに対応

そもそもMicrosoftはスタート画面の導入ついて、「タイルをグループ化することで空間配置を活用し、視覚認知性を高めるためタイルを採用した」と、Windows 8開発当時、コアエクスペリエンスチームのシニアプログラムマネージャーを勤めていたMarina Dukhon(マリーナ・ダクホン)は述べています。現在は日本語訳が「Building Windows 8」が公開されていますので、興味をお持ちの方は一度ご覧ください。

Microsoftの意図はともかく、Windows 8.1プレビューでも、Windows 7以前のスタイルを保ち続けたいという方には、おなじみの「Classic Shell」を導入するという選択肢が用意されています。スタートボタンではなくプログラムメニューを欲するユーザーには、同ツールをインストールしてみてはいかがでしょうか。

Classic Shellをインストールすることで、「%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」フォルダーおよび「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」フォルダーに保存されたショートカットファイルをプログラムメニューとして表示することが可能です。2013年6月30日に公開されたバージョン3.6.8から、Windows 8.1プレビューをサポートしていますので、スタートメニューを利用し、プログラムメニューからデスクトップアプリを起動したい方はお試しください(図22~32)。

図22 「Classic Shell」の公式サイトにアクセスし、「Download」と書かれたボタンリンクをクリック/タップします

図23 ダウンロードページに移動し、通知バーが現れたら<実行>ボタンをクリック/タップします

図24 ダウンロード数が少ないせいか、Windows保護機能が働きます。<詳細情報>をクリック/タップしてください

図25 表示内容が切り替わったら、<実行>ボタンをクリック/タップしてください。これでダウンロードファイルの実行が可能になります

図26 Classic Shellのインストーラーが起動します。最初は<Next>ボタンをクリック/タップしてください

図27 Classic Shellのライセンス条項が示されます。内容を確認して問題がないようであれば、<I accept the terms in the License Agreement>→<Next>ボタンとクリック/タップしてください

図28 「Classic Explorer」「Classic IE9」のドロップダウンリストから「Entire feature will be unavailable」を選択してインストール対象から除外し、<Next>ボタンをクリック/タップします

図29 これで準備が完了しました。<Install>ボタンをクリック/タップしてください

図30 インストールが完了したら、<Finish>ボタンをクリック/タップしてください

図31 タスクバーのスタートボタンをクリック/タップしますと、メニュースタイルの選択をうながされます。任意のデザイン→<はい>ボタンとクリック/タップしてください

図32 今回はWindows Vista/7スタイルを選択しました。ご覧のようにスタートメニューやプログラムメニューが利用可能になります

阿久津良和(Cactus