一般財団法人日本情報経済社会推進協会(以下、JIPDEC)は、法人や団体、個人事業者の名称や所在地、URLといった企業の基本情報(企業マスターデータ)や、営業実績や保有技術等の情報(企業特色データ)を、インターネットで公開するサービス「サイバー法人台帳ROBINS(以下、ROBINS)」の提供を、7月4日から正式に開始すると発表した。

「ROBINS」の概念図

「ROBINS」で公開する情報は、第三者である行政書士や司法書士等が確認した企業情報や、プライバシーマーク等の制度に基づいた資格を付与する運営機関等から、JIPDECが承諾を得て入手した企業情報。

同サービスの活用により企業の調達担当者が商取引における調達先・提携先の企業を選定する際に、信頼性の高い情報を素早く閲覧できるため、円滑に商取引を行うことが可能となる。また、「ROBINS」に自社の企業情報を登録する企業にとっては、自社情報に客観性、信ぴょう性を付加することができるため、ビジネス機会の創出につながることが期待できる。

なお、同サービスは、JIPDECが日立製作所(以下、日立)の提供する企業間ビジネスメディアサービス「TWX-21」のSaaS事業支援サービスのひとつである「システム運用・プラットフォーム提供サービス」によって提供。システムや膨大なデータを保存しているデータセンタには、実績のある高信頼な日立のプラットフォームを設置し、堅牢な建物構造やセキュリティ設備を備えた「Harmonious Cloud(ハーモニアス クラウド)センタ」を活用している。これにより、JIPDECではエンドユーザーである企業等に対して、高品質なサービスの提供が可能となる。

「ROBINS」の料金は下記のとおり。

内容 標準価格(税別)
1)ROBINS掲載料 9,000円/1年間
2)ROBINSシール利用料 3,000円/1年間(10ドメインまで)
3)安心マーク用メールドメインサービス料 36,000円/1年間(10メールドメインまで)
4)第三者確認費用 依頼される行政書士、司法書士等との相談で決定

JIPDECは、今後も「ROBINS」サービスの展開、機能拡充および利便性向上等を図るとともに、企業情報とオープンデータ等を融合させた新たな価値創造に向けて、安心安全な情報利活用環境の構築をより一層推進していく。